いままで流されるまま生きてきた。レールに乗って、努力しなくて済む、社会的にも「それなり」に見てもらえる道を選択してきた。ギリギリまでやらなくたって、身の丈に合った「それなり」の道を選んでれば、最後はなんとかなると思ってたし、実際なんとかなってきた。レールから外れた人間を見下していた。自分は底辺じゃない、世間一般では上の方だと、信じて疑わなかった。
でもやっぱり、そんな生き方も限界がある。
自分で「それなり」と思って選んだ道だったのに、いつの間にか、あれだけ見下していた、レールから外れた人間になっていた。
きっと、いままでのぶんのツケが回ってきたんだろうと思う。努力もしないで、たまたまうまく行っていた自分に酔いしれ、他人を見下していた。それがこの末路。