子どもの頃、怒られた時は漠然と、
「私は駄目な子なんだ、お母さんの機嫌を損なうやり方しかできてないんだ」
って言い聞かせて、一生懸命家事したのに怒られた現実を必死で受け止めようとしていた。
今でも生々しく思い出すあの時のショックや戸惑い、悲しみ。認めてもらえない、愛してもらえない、という事実を受け止めるには心を麻痺させないとやっていけなかった。
大人になって、病気になって、お薬飲んでても、ふとした瞬間に出てくるこの心のクセは、「もう死んでしまいたい」という願いを引き出すことがある。
いっそのこと、いっそのこと……
堂々巡りで、昨日も今日も明日も、自分が大っ嫌い。