長い上に文章が変なとこがあるかもしれませんが、読んでいただけると幸いです。
去年の6月。高2の私は父の運転でバイトに向かった。バイト先に着き、車酔いで多少気持ちは悪かったがバイトに入った。
その日は大勢の人で賑わっており、レジは混雑していた。
レジに入ってから何時間……いや、何十分たったがくらいのとき。
車酔いが転じたのか吐き気が強まった。
「すぐ収まるだろうな」とその時は大して気にしていなかった。
それから数分後、収まるどころか段々強くなる吐き気に加えて目の前が時々白くなり始めた。
もう、自分がどんなことを話しているのかどんな表情をしているのか、どこを見ているのかさっぱり分からなかった。
「あ、これ、やばいやつかも…」そう感じた。
一刻も早くレジを抜けなければお客様の前で嘔吐してしまうかもしれない。
しかし全てのレジがフル稼働してもお客様がズラっと並んでしまうほど混んでいた。
ここでレジを止めたらお客様を怒らせるかもしれない。
でも、そろそろ限界だった。
視界は見える時より真っ白の方が多くなり、立っているだけで精一杯だった。
そんな時、幸いにも次のお客様が優しそうなご年配の夫婦だった。
「すみません、少々お待ちいただけますか?」
と私が聞くとご夫婦が「えぇ。」とにこやかに優しく返してくれた。
レジ休止中の札を立てレジを出たときにはもうフラフラでちゃんと歩けてすらいなかったかもしれない。
目指すはサービスカウンター。
そこにならベテランのパートさんや社員さんがいる。
当然、サービスカウンターも混んでいてお客様を無視して話しかける訳にも行かずに立っていた。
そこに1人のパートさんが来てくれた。
私の顔色が悪かったのか「どうしたの?大丈夫??」と不安そうに聞いてくれたので体調が悪い事を伝え、サービスカウンターの台の裏でしゃがみ込んだ。
「副店長呼んでくるから、待っててね」
そう言ってパートさんは去った。
私は小さく頷いた。
瞬間、力が抜けドサッと倒れた。
そこからはあまり覚えていない。
副店長が「大丈夫?」と言ったあと「救急車」とかなんとか聞こえた。
聴力だけはやけにハッキリしていた。
しばらくして父の私を呼ぶ声がした。
いつもと違う焦ったような少し大きな声に1度意識が戻った。
でも、体は動かないし目もあかない。力も入らなければ声も出なかった。
そこからまた意識は途絶えた。
すこしして左手に痛みを感じで意識を戻した。
「右腕上げるよ。そのまま上げといてね」
聞いたことない声がそういった。
力が入らないので腕はだらんと下がった。
「これ痛い?」
つままれてる感覚はあったが痛みは感じなかった。
そこで意識は途絶えた。
ふと目を覚ますと蛍光灯が通り過ぎるのが見えた。
病室に着きいつの間にか来ていた母から話を聞いた。
私は昏睡状態だったらしい。
いつ目が覚めるかわからないと言われたが、半日で目が覚めたと。
倒れた理由を探るべく体を詳しく調べた脳波にも体にも異常はなく…
精神的なものじゃないかとは言われていますが、結局ハッキリした原因はわからないままです……