大学へ行けと言った何かと過干渉な母の言うとおり大学に進んだはいいものの、両親は「お姉ちゃんなら大丈夫だよね」のひとことで学費に関しても勉強に対しても無関心。聞いてもらうことが多かった環境に甘えすぎて自分から相手に伝えるという能力が身についてないから余計に両親に話すのが億劫。父は昔から威圧的で仕事から帰ってきてもテレビとスマホゲームに夢中。家族全員すれ違いの日々で相談ができない。
自分のためになるはずと思って学んできたはずの経営学も考え方が理解できなかった。まず、経営学を学ぶ、大学で学ぶ意味を理解できていなかったんだと思う。
専門学部の分野がわからないから他学部の学問を聞いて、適当に周りにいる人に相槌打って、受け身の姿勢を続けてきたら自分がわからなくなってしまった。
自分のために生きたい、大学を止めたいけど、今まで自分のアルバイトで稼いできた学費と奨学金をドブに捨て、大学中退のレッテルをまとって生きていく自信がない。刻々とすぎる時間が辛い。怖い。
その分暴れまわって自分を手に入れた社交的な弟が羨ましい。学校の手続きも全部お母さんがやってくれるんだもんな。なんなんだろ自分って。心から信頼というと依存しがちだし、人と適度な距離が取れない。つらい。21歳にもなって自分が情けない。でも怖い。