根っこから変わらなきゃ、またおんなじ辛い思いを繰り返してしまうだろう
私のせいじゃないのに
母の亡霊が、昔の母の名残が付きまとって、今も私はそのせいでつらい思いをしてる。母は変わった。小学校の時に私が自殺未遂みたいなのをした時から少しだけ変わってくれた。母は自殺未遂には関係ない、学校のことでやっただけなんだ。
母の亡霊といってるのは…怖いんだ。母に怒られることが怖い。
今の母にその時の名残を見ることもあるけど、それ以上に私の中にあのときの母に対する恐怖が残ってるんだ。
だってさ、ちびまるこちゃん見た時に、ビックリしたんだ。まるこが家族とカレー食べてる時に、おでんが良かったなーって言ったんだ。その瞬間、私は、あ、これは怒られるって思っちゃったんだ。私の母は、もし私がそんなこといったら、そんなに言うなら自分で作れ！いらないなら食べるなって怒る人だった。でもまるこのお母さんは怒らなかった。心底ビックリした。まるこのお母さんはよくおっかないお母さんとして描かれるけど、そのお母さんが怒らなかった。
私は過度に母を恐れているだけかもしれない
この年になって、ね。母が変わっても、私が変わっても、怖いのは変わらない。
名前のない小瓶
