許してください。ごめんなさい。ごめんなさい。大切な人の人生を台無しにしてしまいました。
血の繋がらない私を育ててくれた継母にはとても感謝しています。けれど、彼女とそのご家族との時間を代償に、生きてきたことに罪悪感も感じています。
継母は私の父と再婚しなければ、自分の本来の家族(息子さん)との関係も拗れることなく後悔もしなかっただろうと言っていました。
離婚すればすむ話ですよね。
私が家族の形に拘って、離婚を引き留めてしまったのです。
彼女の前で亡くなった母にまつわる話はけしてしません。
母の話をした時、泣かれてしまったので二度としないと誓いました。
実父も母の話には触れようともしません。
長年その環境下で育ってきたので
大好きだった母の顔も思い出も忘れてしまいました。母方の祖母にも従姉にも、気まずくて今さら会えません。
継母の両親を祖父母と思うこともできません。申し訳なく思います。
両親が喧嘩する声は聞き飽きました。
父の浮気にも耐えました。
他人の心無い声にも耐えました。
私はどうすれば良かったのでしょうか。
どう生きてゆけば継母と彼女の息子さんの幸せを奪わずにすんだのでしょうか。
自分可愛さに、両親の離婚を許容できませんでした。
どうしても、家族という形に拘りを持ってしまいます。
もう少し私に勇気があれば…。
今年の春、私は家を出て一人で生きてゆきます。ここまでそだててくれた、両親には感謝してもしきれません。
新生活のスタートを切る前に、どうしても心の整理をつけたかったので呟くことにしました。