今日という日は
私の人生の
二度と踏むことの無い場所
毎日毎日
少しずつ違う足跡
今まで歩いてきた道を
振り返っても
靄がかかったように
うまく見つめることが出来ない
少し前までは
キラキラ輝いて見えたり
哀しく見えたり
消したくなった道
それも今では
何も感じない
過ぎた過去を
いくら想っても
正しいとか間違いとか
良かったとか悪かったとか
そんなの考えたところで
今が変わるわけじゃないし
なんの慰めにもならない
早くここから逃げたい
早く1人になりたい
もう十分1人なのに
ひとりじゃないフリをすることに
疲れてしまった
人は自分のために生きてる
私は誰のために生きてるんだろう
自己犠牲という名の
博愛主義者なんて大嫌いだったのに
薄っぺらの愛情で
自分を飾ることでしか
人生を肯定できなくなった
誰かに全てを委ねたり
または全てをさらけだして
甘い甘い愛情を
受け取りたくなったりもする
けれどいくら手を伸ばしても
こんな自分が愛されないことも
分かっている
どうしようもないことは
わかっている
いい加減諦めたい
すべて捨てたい
解放されたい
消したい消えたい
私なんていらない