ななしさん
社交性とか元気とか、能動的なことだけが必要じゃないと思いますよ。
ガンガン前に出て周りまで引っ張るリーダータイプじゃなくても、他人を傷つけたり陰口言わないだけで人柄としては充分だと思います。だってそういう地味な部分ほどおろそかにする人が多いから。
終活は「積極的で前向きな態度を見せろ」ってあるけど、そればかりが正解じゃないです。
私は去年の新卒採用で、少しおどおどした、集団面接でも印象が薄めだった子を最終面接に上げました。理由は緊張で言葉は辿々しかったけど言ってる内容はしっかりしていたこと、必死で面接官の目を見よう、必大きな声で答えようとしていたことです。初対面の人と話すのも声を張るのも明らかに苦手なんだろう、でも頑張っているんだとわかりました。
そういう「苦手なことを精一杯出来るのだ」というアピールは、面接が苦手な人にしか出来ないアピールです。そしてこれはなかなかに効果がデカい。なぜなら面接とは基本は本人が得意なことをアピールする場であり、苦手なことに直面した時の姿というのはなかなか見れないからです。
その時に上げた彼女は採用されて、今はめちゃくちゃ先輩陣に構われながら仕事をしています。明るく元気に、だけが好かれて素敵な人生になるわけじゃない。
派手で賑やかな項目を数えようとしたらつまらないかもしれないけど、地味だけど大事な項目をあげてみたら、あなたの人生も捨てたもんじゃないのでは。