嫌いなものや人のことばかり考えてしまうときもあるけれど、そんなときは私、意図的に好きなこと、物、人を頭にどんどん浮かばせます。
にやにやするのも良いし、感情が昂って泣き出してしまっても、それはそれでオッケーです。
自分も含めて、好きな人なんかいない!って気分なら、物だけでも大丈夫。
たとえば、
河川敷、鉄橋、星、オレンジ色の大きな月、シロツメクサ、音楽、地口、青と白のストライプ、たい焼きの尻尾、アルミホイル、電車の振動、5-4-3のダブルプレー、一貫した論理、日曜の繁華街のふと人通りの減った瞬間、野良猫が動かずじーっとこっちを見てるとき、寝坊だ!と思ったら休みだった早朝…
えーそんなの変!って言われても全然平気です。
まだまだ行きましょう。
丁寧な物腰の店員さん、元気に泣いてる赤ちゃん、働き者だったご老人の手、バス停で「今日も暑いですね」って苦笑いで話し掛けてくる人、あくびがうつる現象、前から人が来る、と思って避けようとしたら相手も同じ方向に避けちゃって、お互い照れて変な空気になっちゃう感じ…
もう少しだけ。
大事な人の姿、顔、声、言葉。
嫌いの熱量は激しくて、時には好きの気持ちを押し流すような、焼いてしまうような勢いがあります。
でも、ハートの中にあるたくさんの好きは、そのくらいじゃびくともしません。揺らぐことも疑うこともあるかもしれないけれど、絶対にへこたれないし負けません。
そんな強靭な好きの気持ちを、おそらくだれでも、数えきれないくらい持っている。
共感することも、訳わかんないこともあるでしょう。百パーセント理解し合えるなんてどだい無理な話です。ぴったり同じはあり得ない。
厳しい状況でも、呑気だと思われても、受け取って育てた好きは、穏やかな強さになると思っています。
さて、私ばっかりじゃつまんないですから、今度は皆さんもいっしょににやにやしましょう。
好きなこと、物、人のこと、ご意見でもなんでも、よかったら聞かせてください!