多くの高校生3年生が最後のセンター試験を終え、これから各大学の受験に備えるこの時期、大学卒業生は卒業論文や卒業制作、卒業研究などに勤しむ方が多いことでしょう。
大学4年生の私は、卒業研究として成果物をなんとか仕上げ、昨年末に行われた学内の発表会を無事に終えました。つまり卒業は決定しています。
しかし、本学の卒業生にはまだ仕事が残っています。卒業制作展という学外に向けた作品発表の場が2月に設けられ、すべての卒業生は展示に向けて成果物をより良くしていくことが求められます。
そんな中で、私は完全に意欲を無くしてしまいました。作業を求められているのは理解しているのです。理解していますが、パソコンを開き、編集ソフトを立ち上げ、データを改善させようとすると手が止まるのです。億劫、不安、価値・必要性を感じない...と、それらしい原因を考えはしますが、自分でもよく分かりません。そんな状態が数分続くと、課題への少ない興味も他のものに移り、遊びに興じてしまったり、眠ってしまったりしてしまいます。
12月の学内発表会まではこのようなことはありませんでした。多少、問題を先延ばしにする悪癖がありましたが、やり遂げねばならないと意気込んで大学に籠ることも少なくありませんでした。
今はその真逆です。家に引きこもりがちになり、課題に対して意欲が湧きません。データの提出期限も迫っています。今から作業をする気になっても、完成レベルに間に合うことは無いでしょう。
所属している研究室の教授にも「展示を辞退したい」旨の連絡をしましたが、返答は「間に合わせて展示して下さい」というものでした。明日研究室に顔を出さねばならないのが憂鬱でなりません。
教授をはじめとした様々な人に迷惑をかけて卒業してしまうことになると思うと、非常に心苦しいです。1年かけて調べ、必死に作り上げてきたものを完成させずに終えるのにも残念だと思います。それでも課題に取り組めません。向き合うことが苦痛です。
こんな私が社会人としてやっていけるのか不安で仕方ありません。
長々と申し訳ありません。心の中を整理したく、またこれを見てくだらないことで悩んでる人間もいるんだと嘲ってもらえればいいなと思い流させていただきました。