今の仕事に就いてから1年と3カ月くらいになります。今までフリーターとして、休みを多めに取りながら何となく働いていたため、自分としてはようやく、ちゃんと働き出したという気持ちです。最近仕事に少し慣れて余裕ができたため、ちゃんと働き出してから良かったことを悪かったことを記録しようと思います。
良かったこと
・罪悪感がなくなる
ニートやだらだらフリーターをしていた頃、常に何かに責められているような焦りと罪悪感がありました。ゲームや映画など娯楽を楽しもうとしても、「こんなことしている場合なのか?」と常に周囲に申し訳なさがあり、何も楽しめませんでした。正社員として働き出してから、そのようなプレッシャーがなくなり、気持ちが楽になりました。
・金銭的な余裕ができる
給料は高くないですが、週に5日も働いているのでお金が貯まります。今までお金がなくて我慢していた新しいPCやゲームや本など、好きなものを買えることに最初は感動していました。自立も出来て、少しは親を安心させられたと思います。
・孤独じゃなくなる
フリーターだったころは日雇いの仕事メインだった上に、周囲の人に壁を作っていたため、家族以外でどこかに所属していたり必要とされているという感覚が乏しかったです。就職してから、会社には自分の席と仕事が用意されています。毎日職場の人間と話して協力しなければいけません。当然ストレスもありますが、常に自分が必要とされていると実感できます。
悪かったこと
・仕事がつまらない
興味がある分野だった分、ギャップが大きかったです。世の中にここまでつまらない仕事があるのかと唖然としました。ここまで裁量がない仕事だったことにいまだに困惑しています。仕事はつまらないもの、という人がいますが、私は全く割り切れていないです。
・時間が無くなる
8時間労働+休憩1時間+残業1~2時間+通勤往復2時間で、1日12~13時間は仕事に費やしています。死ぬほど辛いです。もっと過酷な働き方をしている人がいることは理解しているつもりですが、辛いものは辛いです。
多少慣れはしましたが、「え?ここまで時間と体力と精神力を仕事に捧げなければいけないの?これはもはや奉仕じゃないの?」と今でも全く納得していません。ただ生活するためにこれだけの対価を支払わなければいけないことに、みんな納得してるんですか?
・時間が進み方が極端に早くなる
毎日同じことを繰り返すため、日常が平らにならされて、この日に何をしたという記憶のメリハリが無くなってきます。仕事中は仕事が嫌で早く帰りたいのですが、ふと窓の外を見ると暗くなっている。この一日が長くて短い、短くて長いという感覚は多くの人に共感してもらえると思います。
でも、時間が早く進むって結局いいことではないと思っています。私の場合は、仕事というやらなくてはいけないことに追われている状態であって、決して楽しくて時間があっという間、ではないからです。休日もあっという間なのは、仕事が嫌だからです。
まとめ
就職して良かったことも悪かったことも両方ありました。書いているとどうしても仕事の嫌な部分だけ熱を入れて書いてしまった気がします。でも一番良かったことは、人生を前に進められたことだと本心から感じています。就職しなければ、良かったことも悪かったことも一生知らないままでした。
仕事がつまらなくて、大量の時間を捧げることが嫌で仕方ないから、じゃあ次はどうしようかと本気で考えるようになりました。憧れていた仕事の現実に打ちのめされましたが、おかげでこの先「あの時あの仕事を選んでいれば」と後悔することはなくなりました。
私は長い間、就活や就職が怖くて一歩も前に進めませんでした。もし似たような境遇の方がいたら、お伝えしたいことは、就職すると良いことも悪いことも両方ある。正直悪いことの比重が大きい。でも絶対に前には進めるし、可能性が生まれるということです。
以上、就職良かったこと悪かったことでした。