目を閉じてこんな事を考えました
目を開けたら30年前に戻ってないかな
まだ親も祖父母も元気で
なんでも面白がって笑ってばっかりいた
嫌で仕方なかった学校の中でもそう
自分で楽しいものを見つけては笑ってた
将来への不安なんて無くて
見るもの全てを新鮮に感じた頃に
15年ぐらい前でもいい
社会になじめずバイトすら長続きしなかった
それでも今よりは行動力があったので次の週
早ければ次の日には違うバイトをしていた
体力もそこそこあったので何とか生きていけた
鬱屈しながらも生きたいと思っていた
生きようとしていた頃に
ここで目を開けますが戻っているわけもなく
焦りを感じ、かたく目を閉じて
1年前でも昨日でもいい、戻りたいと願います
そうこうしているうちに朝になってしまいました
目を閉じていても明かりを感じます
何をやっているんだ私はと我にかえります
でも、どこか期待しながら再び目を開けます
やはり、あの頃には戻っていません
それどころか目を閉じてそんな事を考えてから
どうなっただろう?と目を開けるまでの時間分
きっちりと時が進んでいます
けれど無駄ではなかったように思います
発見がありました
たいした事ではないです
それに、退屈とは無縁だった30年前の私
余裕が無くて必死だった15年ぐらい前の私
過去の私でも見つけられたかもしれない事
ただ、見つけたとして過去の私には響かない
実感まではできなかっただろうなと思う事です
今より若い時は二度と来ないという現実です