つい自分と誰かを比べてしまう。
容姿、学力、対応力、言葉遣いや運まで。
長所短所は人それぞれあると言うけれど、できる人って基本的にある程度要領良くなんでも出来るし、運もいい。私はトータルでみると人よりいろいろ出来なくて劣っていて、かなり運も悪い。
例え容姿や能力で特別秀でていなくても、自分の好きな物や事をしっかり持っている人はキラキラしていて、まぶしくみえる。
私は好きなものも確立出来ていない。小さい頃に否定され続けたからだとしても、何をしても熱中できない。こんな事をしてもお金と時間の無駄だとか昔言われた事が自分の中に根をはり、自分の声で聞こえるようになってしまった。
人より劣っていて、中身も空っぽで。とりあえず生きてはいるものの、まわりの人たちが自分の上位互換に思えてくる。上位互換がいるなら私は本当はいらない存在なんじゃないかな。
ななしさん
その上位互換さんも、基本は1人分の人生しか生きられないのですよ。
1人の人が朝から会社に行って、終わったら夜の工事現場にいって土木作業して、明け方はコンビニでバイト。休日は飲食店や遊園地で働く…みたいな働き方は出来ませんよね?
朝からオフィス業務をする人がいる一方、工事をする人がいて、コンビニで働く人がいる。休日に接客業に就く人は平日に休んでいる。
そんな風に、必要ないくつもの仕事を何人かで分けているから、社会は回るのです。
そう考えれば、上位互換がいる=生きる意味がない、とはならないはずです。
あなたは出来ることをやればいいのです。自信をなくしたせいで、本来やれば出来ることさえも「どうせ私が少しくらい頑張っても意味ない」とやらなくなる人もいます。それは責任転嫁というものです。自分の機嫌やモチベーション、生き方は自分が管理するもので、他人に支えてもらうものではありません。
とりあえず生きている、とりあえず自分のやれることをやっているのなら、それで充分です。