3年前に統合失調症を発症。今年8月から、相談員さんのすすめで、B型作業所で働くようになりました。
そこはアートに特化した作業所で、絵を描くことだけが取り柄の私にとっては、うってつけの職場で、仕事はとても楽しいです。
ですが最近、嫌なことがありました。
そこには知的障害の人もいて、その人(男性)だけが始業から終業までずっと騒ぎ、仕事をせず、ときにスタッフ、メンバーに絡み、メンバーに「うるさい」「近寄らないで」とキレられてもまったく聞きません。
女性にも遠慮会釈なく近づくので「近いよ」と注意されますが、やはり聞きません。
先日も、この作業所がとあるパーティを開いたので、家族で参加したところ、私の許可なしに勝手に、私の写真を撮りまくって、夫が驚いていました。(ばら撒きはしないでしょうが、気分のいいものじゃありません)
苦肉の策として、施設長がその人に落ち着いて仕事してもらうためにと、メンバー全員のフルネームにルビをふった表をつくり、その人のために提供しています。その人は作品といえるものは、メンバー、スタッフの名前に「ちゃん」「先生」をつけたものを延々と描くもので、他メンバーたちはもちろん大ブーイングでした(個人情報なので)
皆それぞれに仕事をし、創作だけでなく雑務もやるのに、その知的障害の男性ひとりだけが終始さわぎ、それでもちゃっかり工賃は皆と同じ額をもらっています。
知的障害の人を差別する気はないですが、だからといって、働かない人が、働いている人と同じお給料をもらっていいのかと、不満が渦巻いています。
そういうことがあり、ここ最近、真面目に正直に生きるのが馬鹿馬鹿しくなってきました。漫画「こち亀」で、両さんが「真面目で正直なやつがえらいに決まってるだろ」「ひねくれるのは自分の勝手なんだ」と言っていて、その通りですし、人間は本来そうあるべきと思いますが、そう生きるのが、いまの世の中はとてもハードモードすぎて疲れます。
知的障害の男性は、もちろん悪気はありません。でも、悪気がないからといって、なにをしても許されるなんてことにはなりません。
もう、絵を描くことはプライベートではやめます。なんだか心が折れてしまいました。作業所での絵は続けます。続けていれば、お金にはなりますので(描いている間は能面顔になると思いますが)
最近、すべてのことが馬鹿馬鹿しく虚しく、虚無の状態です。