軽度の知的障害者です。
初めて知ったのは中学3年の夏でした。
高等特別支援学校に受験するために、療育手帳を取りました。
周りの大人に、ここはどうかと勧められるがままにそこにしました。
本当は、普通の高校にいきたかった。中3の勉強も実は教科書を見れば普通にできた。
だけど、全部諦めた。
なんかどうでも良くなった。
中3の秋に、首を吊って死のうと思った。
カーテンの所にコードをかけ、首を吊ろうと思って首を絞めた。
でも死ねなかった。死ぬのが怖くなった。
死ぬ事さえも私にはできなかった。
高一の時に、全てがどうでも良くなってきて
リストカットをした。
腕から血が出るのを見ると、自分が今生きているんだと感じさせられる。
今も、たまにやりたくなる。
学校ではお調子者を演じた。相談役の人間としても貫いた。それをすれば自分の悩みは忘れられるから
軽度しか集まってない特別支援学校の同級生の人間観察や先生の人間観察をしていた。それは楽しかった。たまにわざと教室で泣く女の子がいた。
きっと、泣いて心配されることが快感なのだろうなと思うと、羨ましい。私は泣こうとすると、吐き気がする。吐きそうになる。泣ける事が羨ましい
高校三年の時に、就職先を決めるために、1ヶ月という長い実習をさせられた。その時、介護の仕事をしようと思ってそっち系の実習に行った。
実習生でも分かるような、悪質な現場だった。
職員との連携はなってない。実習生は放置。
ステーションで大きな口で悪口を言って
いつも私の親指は震えていた。早く帰りたくてしょうがなかった。それでも、親指の震えが止まらなくて、私死ぬんじゃないかと思っていた。
進路の学校の先生に、違う現場で実習させてくださいと言ったのだが、向こうの施設長が、私を雇いたいと言っていたので断れないという節のことを言われてしまい、そこの職場を断ることができなかった。いつか鬱になるんじゃないかと思ったが、それは本当になってしまった。
新社会人になって、実習した介護先が職場になった。頑張って仕事を覚えようと思い、頑張った。
たとえどんなに要領が悪くても、何とかなるはずだと思っていた。無理だった。
3日目で、なんで仕事覚えられないの?と言われてしまった。
死にたかった。なんでって言われても分からない。
12月まで一生懸命働いた、でもだんだん眠れなくなってきた。寝る時、会社のことを思い出して緊張して寝れない、寝坊するんじゃないか、明日失敗するんじゃないか、そうゆう生活をしていたら、うつ病になっていた。不安で眠れなくなって不眠症になっていた、また過食症にもなって、1年で20キロ増えた。
今は何とか治療しているが、保険証がない。
だからお金を稼がなきゃ行けない、生きていけない。親には頼れない、お前みたいな障害者は家でひきこもってろよカスって思うかもしれない、でも、家にはそんな余裕が無い。実家に多額の借金がある。そんな状況でお金を貸してなんて言えない。
だから働かなきゃ行けない。
パートでもいいから働かなきゃと思って、特別支援学校で洗車したのを思い出し、思い切ってハロワに行って応募した。明日面接だ。
でも…高等特別支援学校だったから落ちる気しかしない…。いま、募集した会社には私を除きあと2人応募したと言われた。こんな私より、そっちを会社側だって選びたいはずだ…。
やっぱり、障害者なんて生きては行けないのかな?
のたれじんで、家にひきこもって人の税金で飯を食っとけって言われるしかないのかな…。
もう、将来に希望がない。生きる希望がない。
名前のない小瓶
98385通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
障害者なんて生きてはいけないなんてことはありません、
それは絶対にありませんよ。あなたは本当にかけがえのない個人ですからそれは絶対にないです。
文章読んで、本当にがんばってきたこと、すごく辛かっただろうこと、強く伝わってきました。
あなたを支えてくれる社会資源はたくさんあります。精いっぱいいろんなことに頼ってください。あなたは一人じゃないんです。
面接、うまくいったでしょうか。あなたが持っている力を、存分に発揮できるチャンスに巡り合える日が来ますように。あなたはとっても素晴らしい力を絶対にたくさん持っています。社会のせいで、それが発揮できていないだけ、つぶされてしまっているだけです。だからどうか、卑下しないで、自分なんてと思わないでください、あなたは本当にすばらしくてかけがえのない存在なはずなんですから。。親御さんのことを考える優しい心も、友達の相談に乗ることができる思いやりも持っているじゃないですか。辛さや痛みを知っていて、それらと戦って、たくさん向き合う強さだって持っている、だからこそあなたがそれ以上強くなる必要がないように。たくさんある社会資源に頼って、自分の力を発揮できますように。願っています。
私は応援して、願うことしかできないのがもどかしいですが、本当にそう願っています。
ななしさん
こんばんは。
私は「就労継続支援A型」という事業所で支援員として働いています。
ご存知でしょうか?
軽度の障害がある方を一般就労に導くことを目的とした事業所です。
一人一人に合わせたペースで仕事をする事が出来ます。
私の事業所では利用者さんが自分らしく楽しく仕事をしていますよ。
一度調べてみてください。
どの事業所も見学や体験も出来ると思います。
大丈夫。大丈夫。
陰ながら応援しています。
ななしさん
はじめまして。
いきなりで申し訳ないですが、とりあえずあなたのことをほめさせてください。
あなたはすごく立派だと思います。
この文章を読んだ限りですが、
ご自分のつらい状況について、細かく順序立ててきちんと書けていらっしゃいますし、
あなたが周りの人たちの気持ちをすごく大事にして生きてきたのがとてもよく伝わりました。
進学や就職で周りの意見をすんなり受け入れたり、学校で友達の相談役になるなんてとても難しいことです。
その分、あなたは仕事や生活でご自身の良い所を十分に生かせず、
ご自分の気持ちはずっとおさえたまま過ごさなければならず、
本当につらかったでしょう。
たぶんそのつらさはどんな言葉でも十分に表しきれないと思います。
それでも、大変な状況にあるご実家、ご家族に迷惑をかけたくないという、あなたの優しさに頭が下がるばかりです。
あなたは、ご自分でご自分のことをほめてみたことはありますか?
心の底から「自分はダメだ、ダメな人間だ」と決めつけてしまっているなら、それは間違いです。
この手紙だけでもあなたの優しさや今までの努力がにじみ出ていて、
あなたがいかに素晴らしい人間かが伝わってきます。
障害はあなたの一部、ただの個性です。
だから、それだけにとらわれず、ご自分の良さを認めてあげてほしいんです。
そうやってご自分を大事にしてあげると、周りの環境も変わってくると思います。
「自分はダメだ」と決めつけてしまうと、その「(単なる思い込みの)ダメな自分」にぴったりなダメな条件、環境を無意識に選んでしまって、よけいにつらくなるだけです。
逆に、「自分は努力して、周りに優しくしてきた、良い人間だ」と自分を認めていれば、きっとあなたにとって
良い条件、良い環境に恵まれるはずです。
あなたは実際に頑張ってきたのですから、何も遠慮することはありません。
もし、文字を書くのが大変でなければ、自分ができたこと、頑張ったことを少しでも日記に書くことをおすすめします。
結果がどうであれ、「ハローワークに応募できた」も最初の一つとしてとても良いと思います!
慣れてきたら、「今日うれしかったこと、感謝したこと(ありがたかったできごと)」など自分だけでなく周りの良いことに目を向けて書いてみてはいかがでしょう。
世界が今までと違って見えてくるはずです。
…と、いきなり現れた知らない人にあれこれ言われて複雑な気分になってしまわれたらごめんなさい…
あなたのひたむきさに心うたれて、エールを送らずにはいられませんでした。
色々と大変な世の中ですが、あなたのような優しい人には決して無理はせず、少しでも良いことに目を向け、幸せに生きてほしいと思います。
幸運を祈ります。
キングテレサ
例え障害者でも、「生きる」という権利はありますよ!人なのだから「人権」もあるのです、今はとても辛くてもあなたには必ず将来の希望はありますよ、あなたが精一杯生きる努力をしている事を私は認めていますよ。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。