名前のない小瓶
このお返事が届く頃にどのような状況に居られるのか分かりませんが…
私も同じように考えていた時があり、その時は本当にそれが一番責任ある行動だと真剣に信じていました。自分がこの先生きるほど事態は悪くなるのだから「その前に」死ななければならないと。(今考えるとまさしく鬱病の思考パターンなのですが)
その時から…10年経とうとしています。その間悪いことも良いことも色々ありましたが、感想としては、生きているというのは想定外の連続だということです。チェスとか将棋が何十手も前に「詰んだ」と分かるのは、ルールとパラメータが少なく固定されているからですが、この世で人間に起こることというのはルールもパラメータも複雑すぎて、想定外のことが盛りだくさんなので、投了のタイミングなんて読めないんだなと。
でも鬱状態だと思考が妙なところでロックされてしまうので、「〜の前に死ななければならない」と真剣に思ってしまうんですよね。その只中では「その思考おかしいよ」と言われても欺瞞に聞こえて、信じられないし、ちょっとしたアドバイスくらいで思考ロックから抜けられたらそもそも誰も苦労しないわけですが…。
今の小瓶主さんにどんな言葉をかければいいのだろう。