先週すごく素敵な会社に出会いました。私自身もいいなぁと思っていました。
オフィスは雑居ビルの小さなオフィスでした。
仕事内容は素敵で、対応してくれた採用担当者の方も優しくて、
何となくここで働けたらいいなと思っていました。
先程、メールが届きました。
「不採用」
通知でした。
以前、他企業で不採用が来た時には泣いて泣いて部屋の中を全てひっくり返したように荒れたのに。
今日は「あ…落ちちゃったな」
「仕方ないな。まだ数人の人しか居ない事務所に新卒同様の人間来ても育てられないか。いい人が見つかったんだな、私よりも優秀で、すぐに営業として使えて、社会人経験があって、ビジネススキルがある人が多分来たんだ、そうだよね。面接はちゃんとやったもん…。」
とすごく動揺してるはずなのに、
いつもみたいに手が震えません。
涙が出ません。少し心臓を握り潰される様な強い苦しみがありません。冷たくありません。
仕方がない、仕方がないけど…。
でも本当はあの会社で働きたかった。
今週一週間、ほとんどの事が手につかず、ただその会社からの結果だけを待っていつメールが届くか待っていたからこそ、郵便受けに手紙が来てるかもしれないと待っていたからこそ、辛いです。
確かに目の前に「絶望」というのが待ってるのは分かります。
雇用もどんどん少なくなってるのに、能無しの私を雇ってくれる会社はほぼないと思います。
不採用のメールは基本返信は不要ですし、私自身も返信を今までしてきませんでした。なので今回も返信はしません。通知のメールも短くて忙しい事くらいは想像出来ました。
でも、あの会社にご縁があったらどんなに嬉しかったか、
対応してくれた採用担当者、お茶を出してくれた事務の方と働けたらどれだけ楽しかったか、
想像してたこの一週間は楽しかったです。
ありがとうございました。