救いってなんだろう？救いがない、もうだめだ、誰も助けてくれない。 そういう叫びがとてもたくさんある。どうしたら救われるんだろう？

救いがない、もうだめだ、誰も助けてくれない。
そういう叫びがとてもたくさんある。
リアルでは聞いたことがないのに、宛メやネットの世界にはあふれている。

救いってなんだろう？
苦しんでいる人たちはどうしたら救われるんだろう？

辞書で調べたらこう書かれていた。
「人の心に安堵感を与えるもの、慰め」

つまりホッと一息つくことができなくて、息の詰まる毎日を送っている人が多いんだと思う。

理由はきっと様々だ。
お金、人間関係、家族、友達、仕事、将来、いろんな原因があると思う。でもみんなの小瓶を読んでいて思った一番の原因がある。
それは「わからない」ことだ。

友だちが何考えてるかわからない。
親が何考えてるかわからない。
上司が何考えてるかわからない。
将来どうなるかわからない。
自分の気持ちがわからない。

「なんでだろう？」「わからない」 は不安を生む。
ずーっと心の中に不安があると苦しくなる。
苦しくなるともっと不安になる。
なんで苦しいかわからなくて不安になる。

そしてどうにもできなくなって、
もうだめだ。救いがない。誰も助けてくれない。
こんなに自分は苦しみ続けてるのに。
になるんだと思う。

「わからない」を解決するにはひとつしかない。
「わかる」ようにすることだ。
もしくは「わからなくても大丈夫」ってわかること。

なんであの人はこんなこと言ったんだろう？は聞いてみればいいし、将来どうなるんだろう？は納得が行くまで調べればいい。
自分の心のなかは、色んなことに挑戦したりいろんな人と話したりして少しずつ知っていけばいつかわかると思う。

そうしてひとつずつ目の前のできごとを
「わからない」から「わかる」に変えていく。

今知らないと困ることなのか、
いつかわかればいいことなのか。
誰かが教えてくれるのか、
自分が答えを探さなくちゃいけないのか。
捨てるか残すか決めて、残ったものは大切にする。

そうやって「わかる」をふやすことで自分という人が作られていって、スッキリ片付いた心の部屋でホッとひと息つけたら、人は救われるんじゃないだろうか。

ごちゃごちゃに絡まった糸をひとつずつほどいていくことは、神さまにはきっとできない。

神さまが助けてくれるのは、
捨てちゃいけないけど見たら泣きそうになるような苦しい思い出の品を預かってくれるとか、どうやって片付けたらいいか悩んでしまってアドバイスがほしいときとか。
こんなこと言ったら怒られそうだけれど、心のレンタル倉庫兼お片付けアドバイザーみたいなものだと思っている。あくまで自分の場合はね。
神さまが片付けてくれるのをずっと待ってたけど片付かないから、整理整頓は自分でやるしかないんだなと思って練習してる。片付け苦手だから大変だけど。

もちろん、気持ちがスッキリしても救われないこともたくさんある。どうにもならないこともたくさんある。

でも「わからない」なにかに飲み込まれて溺れてたころよりはずっと息がしやすくなった。

困ってる内容がハッキリしたから、いろんな人に助けてもらえるようになった。

苦しくてしんどくてふと消えたくなるときもいっぱいあるけど、救われない人生だなとは最近は思ってない。

パンを焼いたり、星を眺めたりする間だけは安心していられる。これは救われたってことなんだろうか？

みんなにとって救いってなんですか？