今年で31歳になりますが、未だ中学時代の苦痛が消えません。そして家族を含めて、人を信じられません。
中学生の頃、殴られて蹴られて、女らしくないと罵られて、獣の合いの子だと言われてきました。
同級生の女子に「本当は女じゃないんだろ」と羽交い絞めにされて、性器にペンを突っ込まれたこともありました。
それを部活の顧問に相談したら、顧問の男は「本当に苛められたのか確認する」と、私の性器や胸を触りました。
それからも「ここまでやらせたんだから」と、男の性器を服やお腹や顔になすりつけられたこともありました。
その時の、性器から血が出た時の恐怖や、男性器の気持ち悪さが、ずっと残り続けています。
カウンセリングを受けていて、服薬もしていて、少しはましになりました。男のような恰好をしていれば、外にも出かけられます。
けれども時々、不安が出て、布団の中から動けなくなる時もあります。
今回はお正月の親戚の集まりで、そうなってしまいました。親戚が思い出話をしているときに、中学時代の話が出たからです。
中学生の頃は、殴られたり罵倒されたり、恥ずかしいことをされている自分は、勉強を頑張る以外に価値はないと思っていました。
頑張っていたら、筆記だけではありますが、学年では一位の成績になっていました。それを理由にまた「がり勉」だとか「教師にえこひいきされてる」だとか「体使って成績良くしてる」と苛められるのに、勉強をするしかないと思っていました。勉強が出来て特待生になれたら授業料が免除になるから、遠い高校に行けると思って頑張っていました。
そんな私が、親戚からは優等生に見えていたようです。今の、うつ病で定職にもついてない私より、あの頃の私の方が素晴らしく見えているようです。皆が「あの頃は頭が良くて学校で一番だったのに」だとか「先生方にも褒められる優等生だったのに」だとかと言います。
その褒めてる教師の中に、顧問の男の名前もありました。田舎ですから皆が知り合いみたいなものです。
その日から、食事の度に吐いてしまいます。何もかも滅茶苦茶にしたくなって、でも、せっかく帰省してくれた年の離れた妹に迷惑をかけたくなくて、トイレに閉じこもって太腿や腹部を安全ピンでひっかいて傷つけたり、痣が出来るまで殴ったりしています。
そんな時に、周りの人間を強く憎んでしまいます。私を苛めた同級生や顧問の男だけでなく、周りの人まで憎んでしまいます。
中学生の頃は40㎏だった体重を110㎏まで増やして、元々濃かった体毛をそらないことで、自分を守ろうと考えていました。
もう二度と性的な体に見られなくなれば良いと思って、見えるところに安全ピンで傷をつけることもありました。
助けてもらいたくて、苛められていることや、全部は話せていないけれど先生が嫌なことをするとも、周りの人に話しました。
でも、助けて貰えなかったと思ってしまいます。確かに、今は精神科の病院に連れて行ってもらえてます。通院代も出してもらってます。
それでもあの時、一番地獄だと思っていた時に、話を聞いて貰えなかったと、思ってしまいます。
具合が悪いから学校を休みたいというと「甘えだ」とか「怠け癖だ」とか怒られました。
苛められているというと「負けて悔しくないのか」とか「友達と仲良くするのも大事だ」と言われました。
先生が嫌なことをするというと「そういうことがされるのは可愛い子だけだから」と笑われました。
今は「もう10年も経ったんだから」だとか「忘れた方が良い」だとか「世の中は悪い人ばかりじゃない」だとかと言われます。
そんな何もかもが悲しくなって頭にきて、死ぬか殺すしかないと思うくらい憎んでしまいます。
30歳も超えているのに、甘えてるのだとは思います。化粧の一つも出来ず、スカートの一つも履けず、吐いてしまいます。
人との関わりが少ない工場や掃除の仕事を勧めてもらっても、すぐに身を隠せない空間にいることが、怖くて仕方がないです。
苛められる、次は何をされるんだろう、昔よりもっと酷いことをされるかもしれないと、そう考えてしまいます。
指に画鋲を刺されたり、髪を切られたり、裸にされたり……今ならそういう写真を、ネットに上げることだって簡単です。
そうなったら、私はどうやって身を守れば良いんだろう。床に座らせられて背中を蹴られたり、耳たぶにライターの火をあてられたり、そういうことをまたされるくらいなら、もう死んでしまった方が良いと思うのです。
誰の言葉も信じられません。馬鹿にされるか、怒られるか、嘘をついてもっと酷いことをされると考えてしまいます。
社会福祉も病院のカウンセリングも、心のどこかで「相手が人間である限り私に酷いことが出来る」と思ってしまいます。
「悪い人ばかりじゃない」と言われても、最初に頭に浮かぶのは殴られたことや体を触られたことで、皆それが出来ると思ってしまいます。
人を疑うしか出来ない自分の浅ましさが嫌いです。
それでも死ぬことは怖いし、死んでしまったら怨んでいない人にまで迷惑をかけてしまうと思います。
私が苛められていた頃はまだ赤ちゃんだった妹や、妹と同じ年頃の従弟は、怨む理由もないし、小さい頃から面倒を見てきたから大事です。
大事な人達に迷惑をかけたくないし、私みたいにうつになって欲しくないから、私の死がショックになるかもしれないうちは、死なないです。
それでも日々がつらくて、だから此処に流させてください。
