三浦春馬さんが亡くなった。
私はびっくりした。傍から見て順調そうに見えていた。大抵の人がそう言う。私もそうだったけど。
14歳の母で彼を知って15年来の知人のような感覚だった。彼は私の5つ上だったけれど、同世代だと感じている。
そんな同世代の働き盛りだった三浦春馬さんが自殺をされた。
衝撃だった。
今までどこか他人事だった自殺というワードが身近になった。
自分自身何度も希死念慮に襲われ、自殺を考えたこともある。何度も何度も考えて何度も何度も踏みとどまった。
彼もまた何度も何度も考えて、きっと何度も踏みとどまったのだと思う。それでも耐えられなかったからこうなったのだろうと思う。
あの日からGReeeeNのキセキが頭から離れない。
「明日、今日よりも好きになれる。あふれる想いが止まらない」
何度も何度もリピートされる。
三浦春馬さんに明日はない。死ぬとはそういうことだ。
思い出がもう更新されない。話が出来ない。彼の10年後、20年後は生涯見ることが出来ない。
そう思って、自殺はなんて悲しいことなんだろうと実感した。
自殺をする人にとって、死ぬ以外の選択肢がないのは分かっている。私自身がうつ病で何度も経験したからだ。
でもその「死にたい」気持ちは本物だろうか? 本当は「生きたい」んじゃないのか。
彼が、病院に行き適切な治療や休養を受けていればこんな結果にならなかった可能性を、私は考える。
大体の「死にたい」は本物の気持ちではないと思う。脳による錯覚なはずだ。
本当は誰だって幸せに生きたいはずだ。
彼の死がここまで衝撃だとは思わなかった。
俳優で、会ったこともなく、熱烈なファンですらない。なのにとても辛く苦しい。
彼が最期に何を思ったのか。どれだけ耐えたのか。
想像ですら出来ない。
そして泣きながら歌いあげた城田優さん。彼のことを思うと涙が止まらない。
遺された人の悲しみを体現されていた。どれほど彼が傷つき、悲しんでいるのか痛烈に感じられた。
私は未だに自殺のことを考える。でもそれと同時に今回の件で、どれほど自身の心が傷んだのか考えると、やっぱり死ぬ順番は年齢順に守らなければいけないなと思う。
生きることは辛く悲しいことに満ちていて、幸せなことよりも不幸なことが多いかもしれない。
ただ一方的に知っているだけの私がこれほど心が乱される。自殺という選択肢は多くの人を傷付けるのだと思った。
決して彼を批判したい訳ではない。自殺するしかないと思うことも否定は出来ない。
ただただその選択肢をしたことによって、それこそ誰かの一生の傷になりうるのであれば私はやっぱり出来ないと思った。
死にたい人、もし病院に行っていないのなら1度かかってみて欲しい。もしかしたら良くなるかもしれない。
病院にかかってなお死にたい人。私とお仲間だ。一緒に息を抜きながら適当に生きてみない?
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ななしさん
あなたは優しい方ですね。
ただ私が思うに、彼は自分らしく生きたかっただけなのかもしれないなと思ったのです。
それが、色々と事情により(深くは分からない、本人にしか分からない部分がかなりあった)あのように。
人は自分らしさを見失うと、どのようになってしまうか分からない。
もしも「終わりが見えない道を無心で歩き続けろ」というものがあるとしたら、本人はどう思うのだろうか。
目標を毎日毎日考えては実現していく日々に生きがいを見出せる人もいれば、そうじゃない人もいる。
ただ穏やかにありきたりな幸せそうに見える日常を欲していたのかもしれない。
私はもう肩の力抜いて緩く生きていく。
ななしさん
(小瓶主)
もう半月以上が過ぎました。
三浦春馬さんの死は時間と共に薄れつつありますが、何か泣ける創作物を見ても「生きてるから大丈夫」と違った意味で泣きそうになります。
生きていれば幸せなんて幻想であっても、やはり彼の死は想像以上に私の中では衝撃だったようです。
私も死にたい時は死にたくなり、生きたい時はやはり生きていたいです。
姉が言っていました。「先月公開のコンフィデンスマンを見にいけない」と。三浦春馬さんが出演しているからです。
姉は生きる気力に満ちた人間です。私よりもずっと光の近くに生きていたと思います。
それでも姉は映画で笑えないからと見に行っていません。
今回の件でどれほどの方が悲しまれたのか私には想像もつきません。もしかしたらもっと前に、私が知る以前にそうやって三浦春馬さんのように自殺された方のファンで、未だに苦しまれてる方もいらっしゃると思います。
そしてまた、どこか他人事で捉える方も多いと思います。
生きるのはあまりにも苦しいことが多いですよね。病院に行っても、休養しても生涯病気と付き合う人もそれなりにいらっしゃると思います。
ただこの痛みを私は他人に与えたくないとだけ、そう思いました。
私も貴方や、他に苦しまれてる大勢の方が幸せになることが出来たらと思っております。生まれた限り幸せになる権利は誰にでも与えられたものです。
私は幸せになる権利ではなく義務だとすら思います。本来私達は幸せにならなきゃいけないはずなんですよね。
皆さんに少しでも幸せがありますように祈っております。
ななしさん
今回の件で 自殺について考えてくれる人が増えることを願ってる。でもきっと 本当に深く考えてくれる人は少なくて、すごくすごく残酷で悲しいけど、時が経てば皆忘れる。ニュースがあったその日も、悲しいと嘆いた人中に ご飯を食べなかった人はどれくらいいたのだろう。今日まで笑わなかった人はどれくらいいたのだろう。お悔やみ申し上げた人の中に、今日まで忘れずに考えてくれた人は…。あなたのように感じてくれる人もいる。でもそう冷たい人間もいるんだな。だから死にたいと私もあなたも彼も思うのか。
死にたいは嘘じゃないと思う。
生きたいも嘘じゃない。
その時は死にたいし、生きたい時は生きたい。人によるかもしれないけど、私はそうだ。誰かを思って踏みとどまれるなら、いいのかもしれない。だって自分が自分のことを考えなきゃ、誰が私の為に生きてくれるの?と思ってしまった。そんなことを思う私でもやっぱり、大切な人がいなくなったら悲しい。止めはしないけど、悲しい。生きてたら辛いと分かっていても、どこで生きて欲しいと思ってしまう。矛盾してますよね。。
あなたも同じなんですね。
病院に通ったって、薬を飲んだって変わりませんでした。生きてる限り、死にたいと感じるんだな。あなたも私も、この世で辛く生きてる人達が少しでも救われればいいのにな。
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