最近、血の話を聞くと気持ち悪くなる
首を絞め付けると治るんだけど
リスカしてるくせに、血なんて見慣れてるくせに
むしろ、自分の血を見るのが楽しいくせに
どうして人の話だと聞くことすらままならないんだろう
それに一時期は慣れていたはずだったのに
もともと少しでもグロテスク要素や残酷性がある話はまったく耐性がないほうだった
小学生のときに原爆の話を聞いて、一週間ほど泣き続けたことがある
去年はトロッコ問題の話ですらも涙が出た
今思うとそこまでひどい話でもなかったのに
無駄に共感性が高い自分が大嫌いで、無理やり慣れようとした
毎日毎日グロテスクな話を読み続けた
流石に画像は無理だったけど
大半の話は無表情で聞けるくらいにはなった
もう何も思わなくなった
むしろそういう話を楽しむようになった
それはそれで自分を嫌う要因のひとつになったけれど
前よりはマシだ
世の中はそんな出来事であふれている
こちらが意図せずとも正面衝突してしまうのだから
そうしてグロテスクな話にも残酷な話にも慣れたと思ったのに
しばらく読まなくなっていたせいか、また感情を入れて読んでしまうようになった
なんで皆平気なの?
なんで何も思わないの?
なんで無邪気に笑っていられるの?
僕も生まれつきそういう性格だったらよかったのに
それとも、皆は僕と同じように思っていても笑っていられるの?
僕はそんなことをする余裕がない
今度は、画像にしようかな
悪夢に悩まされる可能性も、サイコパスになってしまう可能性もあるけれど
もう悩みたくない
もう不必要に落ち込みたくない
ただでさえ病み体質なのに
これ以上人生を無駄にしたくない