やっと気づけたよ。
通りで生きるのに
向いていないと思ったわけだ。
世の中って生きたい人用に
作られてるんだった。
街も学校も会社も道理も
メディアも見るもの聞くものも
理想や夢も何もかも。
死にたい人はどこに行けば
どうすれば良いんだっけ。
死にたい人が生きたい人に紛れて
歩くにはどうすれば良いんだっけ。
死にたい人は死なないと
認めてもらえない。
死んでやっと頑張ったんだね
って認めてもらえる。
死んだ途端価値が上がる。
今まで見向きもしてなかったのに。
世にあるもの全て
私を邪魔だと言っている気がして
早く死んだ方が自分含めみんな
のためなのに、
まだ死ねずに残っている。
世の中は生きたい人向け。
死にたい人は散々苦しんで
周りに迷惑をかけて死ねばいい。
今まで長らく持ち堪えていた
死がようやく私を連れて行ってくれそう。
もう考えることすらできない。
私はどこに向かおうとしているのか
全く分からない。
それなのに立ち止まることもできない。
必死に壊れかけた足を
動かしているのに、
他人はそこに障害物を
落としていく。
やっとのことで辿り着くのは
理想ではなく死だけ。
死だけが私を救ってくれる。