もうさ
私、いい歳したおばさんだけど
気づいちゃったんだ。
本当に今更だけど、
私の親って毒だったんだなと。
支配から逃れ、夫と暮らして、子供を産んで、大病して、子供の思春期に正面からぶつかって…
うん、苦しかったよ。
でもさ、子供には幸せになって欲しかったから。
でもさ、どの時も上っ面だけ分かった風なことを言って、所詮他人事だったよね。
だからさ、自分が母親になって、あれ?って。
子供を可愛がれば可愛がるほど心の奥の何かがチクチクするの。ずっと分からなかったけど、今ならわかるよ。
"私の親はこんな風にしてくれたっけ?"って事だったんだよね。
どんなに頑張っても決して褒めない、認めない。"お前は褒めて欲しくてやってんの?"って平気で言う人だものね。
自分はこんな成績取ったことないくせに。
やめてくれと言っても、私の病気を行く先々で言いふらし、何度注意してもやめるどころか、謝りもしない人。
父ががんの告知を受けても診察に付き添わず、私の時も知らん顔。
いいよ。百歩譲ってね。
それはいいよ。
でもさ、歳をとって、自分の旦那が使えなくなったら【子供だから当たり前】とばかりに、ぶら下がってくる。何を言っても、自分の思い通りにならないと逆ギレして、自分の非は一切認めない。
人の都合も考えない。
もう、毒親認定していいよね?
こんなおばさんでもさ、
こんな風に苦しい思いしてたりするの。
若い方はもっと、親は絶対だったりしません?
親に育てて貰っている間は、愛と毒の微妙な違いに気づかず、理由なき苦しみに振り回されたりするよね?
でもね、あなたには幸せになる権利がある。
もし、同じような思いを持つ方がこの小瓶を手にしたならば、どうか自己犠牲なんてやめて、自分ファーストで幸せになってくださいね。
最後まで読んでくれて、ありがとう。
名前のない小瓶
105798通目の宛名のないメール
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ななしさん
(小瓶主)
猫のポチさん
お返事嬉しいです!
ありがとうございます☆
最初に小瓶を流した時、それはそれは、もう真っ黒な感情に任せて書きなぐってしまったので、支離滅裂な内容でお恥ずかしいです。
しかも、元々文才が無いので尚更酷い(苦笑)
それをお二方が読み解いてくださったおかげで、今は少々穏やかな気持ちで日々過ごしております。
まだまだ世の中捨てたもんじゃないなって。こんなにあったかい方々が出会ってくれて、なくしかけてた優しさを分けてくれる。人情、人の温かさに触れると心ってこんなにも元気になるものなのですね。
お二方には、心から感謝しています。ありがとうございます。
猫のポチ
えへへ~おばちゃん泣かしちったぜ☆
やっぱり温かい人なんだね~
もしお空から撮影してて、映画のワンシーンにでもなったらなんて・・・くだらない妄想を膨らませてみたりもしてさ。
なんの演出もなくても、とても人間味に溢れてて、哀愁があり、愛しくもあり、きっと貰い泣きしちゃう名シーンだろうな~ってね。
今度は笑わせてみたくもなりました(笑)
さてさて、再び返信というのも野暮かとも思ったのですが、3通目の小瓶様と小瓶主様とのお手紙にもとても深い感慨を覚えたので、長文にもなりますが失礼します。
まず、お二方共、文章としてとてもいいんですよね~☆
起承転結や語彙力、その使い分け。
3通目の小瓶様の『絡め取る』という表現は毒親のやっかいさ、周囲に毒とは感じてもらえないもどかしさ、気付けない仕組みへの憤りなどが、とても集約されているように思いました。
小瓶主様の"そういう風に育てられた"も心に『刺さる』言葉でした。最初の小瓶にて『チクチク』と表現していたことが直ぐに思い起こされました。
そんなお二方の小瓶を読んで、
本当に汲み取るべきだったのは
"そういう風に育てられた"事に気付いたきっかけが・・・親の歳になり、よりにもよって大切なお子様と過ごす、かけがえのない日常の中で気付いてしまった事だったのだと感じています。
その不条理。その皮肉。
うん。そりゃ飲み込めないよね。
消化して養分にするなんて綺麗事だよね。
よし。許可。吐き出しちゃいましょ♪
また、お二方共、論理的と感情的な表現のバランスの取り方が上手くてとても読みやすいんですよね。
そして、最後はしっかりと心のこもった感謝や優しさで締め括る。素晴らしい☆
なんか、珍しく素直にこう言えます。
あなた達のような人、大好きですよ♪
ななしさん
(小瓶主)
3つ目の小瓶様
ご自身の経験や思いを語ることは、時にご自身の痛みすら思い出してしまうかもしれません。それにもかかわらずお返事をくださったこと、心よりお礼を言わせてください。
本当にありがとうございます。
小さな頃からの心理的支配やコントロール、それは"毒"とは気づきにくく、かつ周りからは教育熱心な親などと良い評価で見られがちだからでしょうか、親が正しいと信じて疑わずに成長してしまいました。
社会に出て、親の意に沿わないであろう決断をしようとする時、決まって罪悪感に襲われ自分を責め続け心壊れそうになりました。子供を育てる中で、その違和感が何か気づきました。
"そういう風に育てられた"のだと。
あなた様の仰るように、心が完全にクリアになる日は、私にも来ないだろうと感じます。
ですが、あなた様をはじめ、ここでお返事をくださる方々の優しさに触れ、涙が止まらなくなるほど心が温まり、癒され、穏やかな心でリアルの生活に戻っていくことができます。
それもまた、幸せな事だと思っております。
小瓶、拾ってくださって、ありがとうございました。
あなた様の元にもたくさんの笑顔と幸せが訪れますよう私も願っています。
ななしさん
私も多分、あなたと同じくらいかやや上の世代です。
一見毒らしくない毒に、今も苦しんでます。
逃げたんだけど、あまり逃げ切れた気がしません。
あの親が「情」という支配で絡め取ろうとするので、私は多分、世間一般の基準からするとものすごく冷酷です。
あなたは子育てなさったんですね。
大変だったでしょう?
インナーチャイルドは、ここぞとばかりに訴えかけて来るでしょうし。
よく頑張りましたね…。
毒親認定?
もちろん今からだってOKですよ!
そしてあなたにも、是非幸せになってもらいたいです。
私たちは多分、毒ではない親に育てられた人たちのように屈託なく、何の疑問もなく幸せにはなれないでしょう。
でも、例え傷だらけだとしても、その傷が癒えた後、他の形での幸せは十分にあり得ると思うのです。
あなたの身近にも、あなたの苦しさを理解し、共感してくれる人がいることを心から願っています。
ななしさん
(小瓶主)
猫のポチさん
拾ってくださってありがとうございます。
どこかに吐き出さないと、少々自分を保てなくなりそうだったので、つい流してしまいました。
そんなおばさんのグチに、思いがけず優しく温かいお返事をいただいて、胸がいっぱいで、涙が止まりませんでした。
"あんな大人には絶対にならない"
そう心に決めてここまで来たのに、拗らせたまま大人になってしまったようです笑
そんな私に、数々の優しい言葉が深く心に染みました。
あなたのように心優しい方がここで出会ってくださることで、救われる方もたくさんおられることでしょう。斯く言う私もその一人です。
本当にありがとうございます。
ここで出会えたご縁に、心から感謝です。
猫のポチ
『反面教師』なんてチープな表現をしたくないほど、とても含蓄のある内容のお手紙でした。
あなた自身が痛ましいほどの思いの日々なのに、より弱い存在を思い遣る優しさ。
心より敬意を表します。
ここ(宛メ)にいる、家庭環境などで悩む多くの若年層の方はきっと励まされ、そしてあなたのお子様の事を羨むかもしれませんね。
お子様があなたの愛に気付くのはもう少し先になるのかもしれませんが、その時のためにもあなた自身が幸せになって欲しいと切に願います。
自信をもって下さいね。あなたは立派ですよ☆
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