まず一つ目は努力できるようになった。今までは努力しても何も為せない。なんて自己保身のためなのか今じゃもう覚えてないけど小瓶で流してた。だけど努力って失敗したときの保険みたいなものじゃなくて何かを為そうとする明確な目的のために頑張ることが努力することなんだなということに気がついた。根性論は大嫌いだけど、自分に時間がないと本当に頭悪いくらいに努力できるんだね。
二つ目は自分のやりたいことについて考えるようになった。今まではなんとなく死ねればいいやとか思いながら生きてきたけどちゃんと死ぬと決めてから毎日後悔しないようにやりたいことについて考えるようになった。
三つ目、これは出来事なんだけど努力しすぎて体を壊した。病院でしばらく入院している間は何もできないからただ時間が流れていってすごく焦った。
四つ目は死ぬという単語を人前で言わなくなった。なぜならもう何もなかったら35で死ぬと決めているためそんなこと言う必要性がなくなったから。これのお陰で人間関係が大分円滑になった気がする。
最後、五つ目は今まで私がお世話になった人に対して何が返せるかを考えるようになった。何も返せずに死ぬのが死ぬ時に一番怖くて何よりも後悔しそうだから。
以上が35歳で死のうと思ってから変わったことだ。ボーッと思ったことをつらつら書いてしまったからお見苦しい文になっているのは許して欲しい。結局この生き方をして気づいたことはどんなことでもやろうと思える代わりにいつも「死」という概念がつきまとうということだ。唯一これだけが思考の邪魔で鬱陶しい。何もなかったのに35で死ねなかったら怖いな。