死にたいって気持ちが突然、
降ってくる。
すとん、と落ちてくる。
ニュートンは落ちたりんごをみて
重力の不思議に目覚めたらしいけれど、
私は落ちてきた「死にたい」に何も
見出すことができない。
これが天才と凡人の違いかなぁと
思ったりしながら、
ただひたすら、頭の中の「死にたい」に
浸る。
少し過保護だけど優しい親、
温かい環境で育ってきた、
平和ボケ日本人の代表みたいな私。
中3にまでなって、今さらぁ?な
少し時代遅れの、死への思い。
いつもワンテンポ遅れる私には
ぴったりだと思う。
希死念慮とか、自殺未遂◯回とか、
そんな事を言い合って自己満足に溺れる
人種を今までたくさんみてきた。
私は彼らとは関係ない、
これからだって関わらないだろう、と
そう思っていたのにね。
彼らはきっともう、前進を始めてる。
過去の自分に別れを告げて、
今を、未来を生きている。
立ち止まって、後退さえ
しようとしているのは、私だけだ。
そもそもなぜ死にたくなったのだ。
安定した人生だったではないか。
いや、今だって充分安定している。
何の挫折も失敗もせず、
決められた道だけをまっすぐ進んできた。
別にそれに不満を持つわけでもなく、
(ああ自分は楽でいいな)とすら思って
いたのだが。
コロナでの生活の変化が、自分の何かを
変えたわけでもないだろう。
…じゃあもう何なのだろうか。
分からない、分からないよ。だけどさ…。
暗くなってもしょうがないんだよね〜。
なにか物語があったとしても脇役にしか
ならないだろう私だけどさ、そんな私でも
自分なりに明るくやってきたじゃん。
確かに今しんどいよ。潰れちゃいそうだよ。
それでも、今、“私”を生きれるのは
自分しかいないのだ。
そう、自分しか。
死にたい??
あーもう!うるさい、うるさいよ!!
私は死なない。絶対に死なない。
これから先だって、寿命が迎えにくるまで
全力で生き抜いてみせる。
この世界には辛い思いをしている人が
たくさんいて、私の「死にたい」は
その100分の1にも満たないような
小さな闇なのだろう。
だけど、それでも闇は闇だわ!笑
しょうがないよ。闇は自分で
乗り越えるしかないじゃん。
生きろ。生き抜け。
完璧じゃなくてもいいから、
最後までやり切れ。
逃げてはいけない。
死なない。死なない。死なない。
よし、もう大丈夫。ここで宣言する。
一息ついて、そして声を張り上げて。
わたしは、死にません!!!