僕が恋愛しなかったのは,僕自身の個性が変わっていることや僕自身がかっこよくないことに重ねて僕自身が恋愛のハードルを高くしすぎたからかもしれない.それは女性に対して美しい見た目や可愛さなどを求めてきたからではなく,互いに価値観や考え方を受け入れ合い,痛みも喜びも分かち合えるか,あるいは互いに人の痛みを知っているかを求めてきたからだと思う.一方が与えるばかりするのではなく,互いに与え分かち合える.見た目や可愛さよりも目には見えない部分を長い時間をかけて心で見続けて「この人のためなら」と互いに思い合えるまではおそらく無理で,これはそもそもお決まりの相手に振られる以前の僕自身の問題なのかもしれない.でもこのままでいい.この考え方のおかげでそこそこ冷静にそこそこ気持ちを楽に保って生きられているから.(恋愛と結婚は別物であるが)ただでさえ離婚率が高い今日この頃,自身の経験を踏まえると勢いだけで付き合いたくないし,結婚したくない.