後輩がアンコンで金賞をとった。“おめでとう”ってほんとに思ってる。ほんとに自慢の後輩。
でも、だからこそ思っちゃうの。なんであの子たちは金とれたのに私たちはとれなかったんだろう。
羨ましい。きっとみんな心から音楽をアンサンブルを楽しんでる。私たちはいやいややってた。吹奏楽は大好きなのに。なのになんであんなに楽しくなかったんだろう。
きっと私が壊したから。あの吹奏楽部を。せっかく先輩たちが上げるとこまで上げてくれて。
先輩たちはみんなが上手くて、誰一人として下手な人がいなかった。そんな先輩方が私なんかを副部長にしてくれて。
でもきっと私は理想を押し付けすぎた。自分は選抜に入れて、上手い子たちと吹奏楽やって。そことのギャップも大きくて。みんなのことを苦しめた。吹奏楽を楽しいものじゃなくて辛いものにした。
もし私が三役にならなかったら。もっと頼れる、ちゃんとした先輩でいられたら。きっとあの子たちは県大会にいけた。
なんにも残せなかった。副部長として、パートリーダーとして、3年生として、何一つ残せなかった。
なんでこんなこと気づいちゃったんだろう。気づかなければ高校でも迷わず吹奏楽を続けられた。
人の吹奏楽を辛いものにした人が吹奏楽続けていいのかな…
吹奏楽は好きなのにやることは許されないのかな…
もう吹奏楽に染まることはできないのかな…
なんでこんなんになっちゃったんだろう。みんなごめんね。先輩、ごめんなさい。
もう自分のことが嫌いで。どうしたらいいのか分からない。
でも、これだけは変わらないんだよ。なんでだろうね。吹奏楽がやりたい。どうしても吹奏楽に染まりたい。
ななしさん
まず読んでみて思ったことは、先生はなにしてたの?です。部活動はもちろん、好きなことをやって伸ばすことも目的だけど、社会に出る前のロールプレイングでもあります。会社の中ではすれ違う人に挨拶しないといけないし、新しく入社してきた人には年齢問わず教えなくてはいけない。部活動はマナーや教える・教わる姿勢を身につける目的もあります。
子犬はじゃれることで犬の社会を学びます。でも、しつこかったり、噛むのが強かったりすると母犬にしかられます。母犬にあたるのが部活の顧問です。もし先生が何も学生同士の間に入ってなかったとしたら、荒れて当然です。噛むのが強い子犬を放置した母犬に問題があります。
目に見える結果は残ってないかもしれませんが、後悔している時点で確実にあなたは成長しています。
吹奏楽は高校でも続けたほうが絶対にいいです。ご自身が楽しいと思えることでたくさんじゃれて学んでください。