世間では「気持ちの悪い存在」。 そんな風に生まれてきてしまった。 他の人生がよかった。 そんなこと何度も思ったけど、その度に前を向かなきゃと自分を奮い立たせるけれど、また疲れてきてしまって、、の繰り返し。 世間とのルールが違う。 あまりにも異性愛者が前提の社会。 親でさえもその常識を疑わず、その常識に生きる人間。 当たり前のように友達は異性との恋愛を楽しんでいるし、その光景を横目に俺はぶつぶつと言い訳や恨み節を呟きながら、羨ましいという感情に蓋をして、恋愛に興味のないフリをする。 いっそのこと、人を好きになるなんて感情要らなかった。 世間からみたら、いい歳して恋人の1人もいない異常者です。 こうすれば彼女ができるよ。とか こういう振る舞いを直せば彼女ができるよ。とかお門違いな説教にも、耳を傾けるフリをする。 内心悔しい。 誰よりも恋愛に憧れのあった自分が、懸命にその思いにフタをして、見ないようにしている部分をノックもなしにこじ開けようとされてるような、そんな感覚。 俺はゲイだよ、と言うわけにもいかなくて、必死に異性愛者のフリをして取り繕う。 今俺はホモのように見られてないだろうか。気持ち悪く周りに映ってないだろうか。 必死で取り繕う。 ゲイのようだ、と馬鹿にされていた前のようには絶対になりたくないんだ。 つらい。 世間とのズレがつらい。 将来の見通しが全く立たない。 一番辛いのは、俺がゲイとして生まれた以上、この状況が死ぬまで続くという不安。 なぜ普通に生まれなかったんだろう。 周りの人はこんなにも当たり前に普通を生きているのに、なぜ俺にはそれが許されないのだろう。 みんなとは生きてく上でのルールが違いすぎて、 このルールで自分は生きているのだと周りに悟られるわけにもいかなくて、異性愛者としてのルールに則って生きているフリを続けていて、 おれは一体誰の人生を歩んでいるんだろう。 自分に堂々と素直に生きるってどうすればいいのか。 恋愛に興味がないフリもそろそろ厳しい。 何か違う言い訳も考えなきゃいけないな。 もう理解なんて無理なこと求めないから、 ただただ傷つけられたくないです。
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私にはレズの友達と、ゲイのカップルの友達がいます。カップルの方はどっちもアメリカ人ですけど。 で、私みたいな人間って日本人としてはかなりレアらしくて、レズの友達からは彼女の彼女やレズ友を次々紹介されたりもしましたが、驚くほど全員から「本当に日本人?」と聞かれました。 ちなみに私はストレートですが、アーティストっていうんでしょうか、小さい頃から人と違うことが好きで、それが原因でいじめられたり敬遠されたりしてきたので、そのために似たような境遇に置かれがちなLGBTの人たちと何の違和感もなく接することができるのかもしれません。 今はレインボーパレードとか、多少マイノリティがオープンになれる場も増えてはきていますが、正直日本ではまだ深刻なレベルで差別が常態化していると感じます。レズの友達も「一生周りにはレズだと公表しない」と断言しています。 ただ、だからといって主さんのような人が耐えるべきだとか、ましてや間違っているだとかいうことではないと思うんです。 この国にいたまま強くあるのは大変です。私はその道、つまり自分を偽らない道を選びましたが、それはつまり友達を作らない、作れないという道です。大人になってからユニークな人にたまに出会いますが、おそらく全員が同じ覚悟をした人です。孤独の匂いが染み付いていて、同族だとわかるんです。 ですが今なら別の道もあります。海外に目を向けてみてはいかがですか? 日本が特別おかしいとかではなく、「普通」「常識」は国によって大きく変わります。ある国ではまるで唯一絶対の正解のように言われている常識が、よその国ではまるで見当違いだったりします。現に友達のアメリカ人ゲイカップルは仕事の関係で日本在住ですが普通にゲイだと公表していて、友達も多いし(ほとんど外国人ですが日本人も数人いた)幸せそうに暮らしています。そもそも同性の結婚は日本ではようやく部分的に認められ始めた段階ですよね。 別に日本を捨てるみたいに飛躍する必要はないですが、よその国を知ると普通だの常識だのといったものに縛られているのがばかばかしくなります。行き詰まりを感じているなら、まるで違う環境に目を向けてみてもいいのではないでしょうか。コロナの関係で海外に行くのはすぐには厳しいですが、日本在住の外国人で日本人の友だちを欲しがっている人はたくさんいるし、日本語ペラペラな人も割と多いです。オンラインで探して声をかけてみたら思いがけない道が拓けるかもしれませんよ。
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