身内が精神を病んだ。
「世界共通語が翻訳できるようになった」「赤い色が怖い」「ロシアが、ヒトラーが」などとしきりに支離滅裂なことをしゃべっていて、支える家族までおかしくなりそう。
私は今、仕事の都合で単身赴任中。
私たち夫婦の互いの両親が子供の面倒のフォローをしてくれるけど、心を病んだ人をケアしながら子供の面倒も見ることで、高齢の両親はだんだん消耗してきている。
早く本社勤務になって、家族の元に戻りたい。
子供の面倒だけでも自分たちで見て、少しでも周囲の負担を減らしたい。
そのためには自分のキャリアプランなんかもうどうだっていい。だって、こんな時に自分だけ「将来どこの部署に行きたいかな」なんてのんきなこと言っていられない。
でも、上司にそのことを話したら、面と向かって激怒された。
酒が入っていたせいで言葉がすぎたのかなぁ。
たぶん、身内のことを伏せて話したせいで、楽して本社に行けると思ってるようなやつに見えたのだと思う。
「そんな気持ちじゃどこに行ってもダメだ、お前じゃなくても志望者はたくさんいるから他に行け」という言葉がとてもきつかった。
呪いのよう。
そんな気持ちとはいうけれど、毎月2回地元に通い、泣きすがる子供の手を振り払って仕事のために赴任地へ帰るのがどんな気持ちだというのだろう?
身内が心を病んで、いつ変な気を起こすかわからない中で、遠い街で心配することしかできないのがどんな気持ちだと?
そう思ったけど、私が悪いから何も言えなかった。
今日、上司は異動に伴って引っ越していった。
お世話になったお礼と、謝罪のメールをしたけれど、返事はなかった。
仲が良かったと思ってたけど、こんなことでダメになってしまうなんて、それだけの関係しか築いてなかったんだなとしみじみ悲しい。
ななしさん
お身内の方のこと、お子さんのこと、ご両親のことなどで、ご心労が大きいと思います。
福祉のサポートは受けられないのでしょうか。
市町村の福祉窓口や、保健センターなどに相談されてはどうでしょう。
上司の方は、「楽して本社に行けると思ってる奴」と誤解して非難してきたのですから、その言葉を気にされなくてよいと思います。
上司の方自身が、本社に対して、何らかのコンプレックスのようなモヤモヤした気持ちがあったのかもしれません。
主さんのお礼と謝罪に返事もしないとは、失礼ながら、器の小さな方のようですね。
気持ちをわかってもらえる人がいないということは、孤独で辛いことだと思います。
とにかくお身体を大切にお過ごしください。