数学で苦手分野だと初見の問題が解けないし、初見じゃない問題でも解けない。
整数、図形あたりがすごく苦手で本当に解けない。
同じ問題を解こうとしても解けない。
解説を読んだら内容は理解できる。
自力で理解できなくても、その部分を人に説明されたら理解できる。
なのに、2回目、3回目、4回目…全然解けない。
いつもいつも、あれ、この問題ここからどうするんだっけ…?ってなってしまう。
テストでもそう。
あ!この問題、見たことあるぞ!!!!解き方わかんないけど!ってなってる。いつも。
つらい。
あと解くスピードも遅くて共通テストの模試でもいつも数学の合計点が130〜140ぐらいしか取れない。160は取りたいのに。
急がないとって思えば思うほど頭がめちゃくちゃになって、計算ミスして。
志望校の2次の数学難しいのにな…もうダメなんじゃないかな、受からないよ、つらい。
しんどい。なんでこんなに解けないの?
自分の方がもっと解けませんとか努力が足りないだとかそういうお返事はいりません。
名前のない小瓶
122337通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
理系を専攻する女子大生です。
そもそも数学は、いきなり全部解こうとしてはいけません。そりゃ、解けるなら全部解いた方が良いけど…時間がなくなる可能性が高いです。分からない問題でうんうん唸ってると、あっという間に時間切れになります。
しかも解くのが遅いと自分で分かっているのならば、自分が分かる問題を正確に解くようにした方が良いです。160とりたいなら、その分。
あなたの場合、苦手な分野である図形と整数分野は、解ける問題だけ解いて、難しい問題は捨てるという選択肢も有りだということです。
私は「これ結構時間かかるな」と思った問題や、10秒くらい考えて解き方のアプローチが皆目見当もつかない問題はすぐ飛ばして、自分が解ける問題から解くようにしています。
数学において、焦りは禁物です。焦るのでしたら、問題が配られたらまずは最初から最後まで問題をざっと見て、「これは自分の得意分野だから確実に点とれるな」とか、「これは時間かからなさそうだからすぐ解けそう」という問題から解くと良いです。
あと、時間が迫ってきたら下手にギリギリまで粘って1問でも多く問題を解こうとするのではなく、自分が解いた箇所が計算ミスがないか見直しをして確実に点をとりにいった方が良いですよ。
これらに気をつけるだけで、ぐっと点数は上がるかと思います。
更にもっと点数を上げたいなら、分からない問題の解説をじっくり読みこんで、あなたが他の人に説明できるようにしてください。「解説を読んだり、他の人に説明されれば理解できる」というのは、少しきついことを申し上げますが当然と言えば当然です。
どんな問題でも、授業で一度習っているのですから。テストや受験において、習っていない公式や定理を使う問題は出ません。
数学は、他の科目と違って少しテクニックが必要です。頑張ってくださいね。陰ながら応援しています。
ななしさん
こんにちは。小瓶主さんは高校生でいらっしゃるのですかね。
私は地方の小ぢんまりとした国立大に通っているのであまり参考にならないかもしれませんが、少しでも気持ちが整理されたら良いなと思いお返事させていただくことにしました。
今は夏休みの終わりの時期ですし焦る気持ちはよく分かります。
具体的な解決方法については、私ではなく学校の先生や、通ってらっしゃるなら塾の先生等が答えることだと思うのでここでは口をつぐんでおこうと思います( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
今の時期に限らず受験生にとっての焦りにはあまり利がありません。
数学だけでなく、解答者の知識・記憶・経験から造られる思考力が必要な科目は、ある程度まで行ったところからのグン! とした成績の伸びがあまり見られないと思うからです。
基礎が固まっていなければそもそも解けることはありませんし、基礎があったからといって必ず答えに辿り着くわけでもない。
解決のためには元々数学が好きで答えまでの道を何通りも思い付ける頭であるか、経験によって解法のフローチャートの分岐点をいくつも取り込むといったことが必要になってきます。
小瓶主さんはおそらく基礎、それに整数と図形以外の分野の学力はしっかりしているのでしょう。
当たり前なのですが、模試で出た問題と全く同じものが出題されることはほとんどあり得ません。しかし解法をいくつかに分解したときの要素で考えたら、かなりの確率で被っていることが多いです。
何が言いたいかと言うと、今までとこれからで小瓶主さんがお勉強してご自身の知識にされた解法の要素は、蓄えれば蓄えるほど正解へと辿り着くための力になっていくと言うことです。
つまり今はまだ"正解"まで行けなくとも、模試や問題集を解いた後の解答から要素を取り込むことで必ず"点数を取る力"には繋がっていきます。
数学の他の分野でもそうして実力を身につけて行ったことだろうと思います。
焦りは禁物です。でも急ぐなとは言いません。
今つけた学力がいつ実力になるのか、今実力になっているのはいつ勉強した分なのか、それは小瓶主さんにも分からないことだと思います。ただはっきりしていることは、試験当日に発揮される能力で点数が出ると言うことです。言ってしまえばその日に間に合えば良いわけです。
今は受験生にとってはまだまだの時期です。もうダメだなどと考えるのは受験が終わった後にしましょう!
地道にゴールの方向へ進めば必ず近づいて行きます。一生懸命お勉強されてる小瓶主さんは着実に前へと進んでいますよ。
長々と、受験生さんの貴重なお時間を奪ってしまい申し訳ありません。お説教じみたことをつらつらと垂れ流してしまったので「そんなこと分かってるよ!」と思われたことでしょう… たかが三つほど歳の離れた奴の戯言だと思って受け流していただいても構いませんよ。因みに私は浪人したので、大学受験と、小瓶主さんと同じ悩みは二回経験しています!笑
私は一個人として陰ながら応援しているので、急ぎつつ、焦らず、諦めず、頑張ってみてくださいね╰(*´︶`*)╯♡
とりさん。
あぁ、ダメだダメだ
って考えてると、
あぁ、ダメだダメだ
だけが頭に残ってしまいます。
解説読んで、
「あれ?前も見たような」
「もしかしてこないだの模試にいた?」
「あー、このタイプまた出てきたな」
「なんだよ相加・相乗平均で1発じゃん」
…感想を持つの、オススメです。
あとは、
解説を読んだら一旦解説を閉じて、すぐに再現すること。
ここでこれを使う、次の問題でこの式変形して値出す、次は……という流れを自分のものにしましょう。
完成したら、自分を褒める、認めることです。
「できたできた、また1つ出来ること増えた」と、満足感を得たら次に進みましょう。
解けない問題が出ると焦るんですよね。
いつも時間切れになるのは分かってる、
けどこの問題は解ける気もする…
その調節をどうやっていくか
これからの模試を通して、ラストスパートお互い頑張りましょう!
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。