私は、男好きです。
男の子達といるのが好きなんです。
仲良い女の子はたくさんいる。
女の子だけで遊ぶ時間も普通に楽しい気がする。
でもやっぱり男の子と過ごす時間の方がワクワクするし、キラキラしてて、楽しい。
私の承認欲求を満たしてくれるのは男の子だって、私はそれを自覚している。
「男子といる方が気使わないでいいんだよね」
「別に嫌われることを怖がる必要ないからいいよね」
「私は女子って思われてないからさ」
典型的な男好きのセリフを多用する。
もちろんオブラートに包んで、上手く変換して。
半分本当で、半分は嘘。
自分でもよく分からないけど。
「俺ら〇〇のこと女子として見てないかんな〜」
「いい意味で〇〇といると男女の差感じないんだよね」
そんなこと言いながらなんだかんだ、男の子はこんな私をちゃんと女の子扱いしてくれて、心配してくれて、優しくしてくれる。
だから私もそういう時は素直に女の子でいられる。
男の子といる時だけ、私が1番なりたい私でいられる。
1番なりたい私でいることを、許してくれる。
だから居心地がいいんだ。
モテたいとか、好きになって欲しいとか、そういうのは一切無い。
むしろ、それは面倒くさいと思うくらい。
女の子と遊ぶ時も高校に入ってからは楽しいと感じるようになったけど、解散後の疲労感がとてつもない。
小中学生時代のいざこざが原因だろうか。
仲間外れにされて、陰口をたたかれて、可愛い可愛い女の子たちに、コンプレックスを笑われて中傷されたからだろうか。
女の子の前にいる時の私は、いつからか可愛い私を目指すことさえ許されなくなった。
可愛いものを「可愛い!」って言うことすら出来なくなった。
それが自分の立ち位置だと理解した。
それから私は女の子からの好意や、褒め言葉を素直に受け取れなくなってしまっている。
男の子からの評価でないと私は私を肯定することが出来ない。
恋愛したい訳じゃない。
独占したいわけでも無い。
他の子に嫉妬して貰いたい訳でもない。
優越感に浸りたい訳でもない。
でも私は
男の子達といることに、
男の子達と笑い合うことに、
男の子達に褒めてもらうことに、
優しくして貰うことに、依存してしまっている。
だから私はきっと、男好きだ。