自分が不器用なのは自覚してるので、頑張って空気を読んできたよ。
相手が不快にならないように、常に表情を見て、小さい変化にも気をつけて。声のトーンにも気をつけて。
嫌われないように、いつも必死。
楽しいけれど、ものすごい疲労感。
相槌を打って、相手の話をずっと聞いてる。
前に聞いた話だなぁと思っても、嫌な顔せずに。
皆んな自分の話が終わると、満足してそれきり。
私が話す番は回ってこない。
話しても、真剣には聞いたくれない。
つまらなさそうに反応が薄い。
「辛かったね、大変だったね」
たったその一言がそれだけが欲しいだけなのに。
我慢して我慢して、〝いい友達〟でい続けようとしたけど、耐えきれなくなって沈黙したら
「不機嫌になると黙るの大人げないよ。」って。
なにそれ。
私の話を一度でも聞いてくれたことなんてないくせに。
私が怒ると、私が悪いと責める。
「こう言えば良かったじゃん」って。
簡単に言ってくれるよね。
不機嫌にだってなるよ。怒りたい時だってある。
どうして私だけが、いつもニコニコ笑って気を遣わないといけないの?
「世の中にはもっと辛い人だっているよ。不幸ぶるな」
挙げ句の果てには、〝不幸ぶるな〟だって。
貴方が私の苦しみの何を理解したっていうんだろうか。
貴方が経験した苦しい事や悲しい事、私は一度だって否定したことはないよ。
辛かったね、大変だったね、そう答えるのは友達だと思っていたけれど。
そう思っていたのは結局私だけだったみたいだ。
話を聞いてくれる便利な人。それが私。
相手の都合がいい時にだけ必要とされる。
必要がなくなったらポイ捨て。
本当にクソだ。吐き気がする。
それの何が〝友情〟なんだろう。
友達って便利な言葉だね。