11歳のときに一人では背負えない苦しみを抱え
それと同時に自棄が芽生えた。
もう死にたい。
どうしても話せない事情があって、
その感情を家族にも友達にも話さず生きてきた。
自分の命がどうでもいい。
それが今でも続いている。だが決して自殺したいという気持ちではない。
死にたいと思うことは自分が弱いからで、
そして、弱いことは自分の責任であるからだ。
俺を想う家族や友人には関係のない話である以上、自殺することは許されない。
しかし、自分がどうしても生きたいと思えない。
生きているのに自分にはずっと生きている未来がない。
俺はゴミだと思う。
嬉しいとか楽しいとかの感情がすぐに乾いて何も思えなくなる。
家族も友人も本当はどうでもいい。
それらを抱えて苦しみたくないだけだ。
何も大切にできない。
気味が悪い思考で、人に嫌悪されて
見放されて、駆け寄ってくる人までもが離れていく生きているだけで異臭を放つゴミだ。
それでも、そんなゴミでもちゃんと生きて死ぬことに意味はある。
このまま俺が寿命を終えるまで生きていれば、きっと「こんな人にだけはなりたくない」という教訓が生まれるかもしれない。
人らしく生きられない自分がせめてできることはこれくらいしかない。
こんな俺は惨めだろうか。