必死で勉強したつもりでも、浮かび上がれないどころか、下位の下位、下位一割とか二割とかの順位なわけ。試験の結果の話ね。いやまあ、学校の試験はいちいち全部順位が出るわけではないけど、自分の立ち位置はなんとなくわかる。ちょっと油断すると、というか油断しなくたって、必死で勉強したって再試いき、なんてこともざら。授業でのディスカッションなんて、全く話題についていけていないし。様々な場面で周囲との能力の差を目の当たりにする。なんだかんだ医学部は意識が高く、要領もよく、そしてよく頑張る人が多い。もはや違う生物なんじゃないか思うと思うほど頭の良い人も多い。
最終的に国家試験に受かれば別に上位の成績でなくとも良い、という考え方もある。まあ、別に成績を競っているわけではないからな。けれど、こんな有様で自分が医師になる資格なんてあるのか、ということはよく自問する。
勉強ができなくて、馬鹿にされることは別にいい。馬鹿にされることなんて慣れてるからさ。だけど、「勉強していない怠け者」ってレッテルを貼って悪者のように扱われることはマジで勘弁してほしい。俺は俺で、必死なんだ。やり方も悪いかもしれない、効率も悪いかもしれない、それに優秀な人から見れば努力が足りない部分もあるのかもしれない、けれどさ、俺は俺で、色々試行錯誤して、色々な人の姿を見習って、転んでも何度も立ち上がって、自分なりに頑張っているつもりだ。
だけれど、それでも良い結果が出ないとしたら、やはり俺は医師に向いていないのかもしれない。
そりゃ、学校の勉強と将来の現場は全く違うものなのかもしれないけれど、とはいえ、「私は精一杯手を尽くしましたが、患者さんは良くなりませんでした」なんて、平気な顔で言うような医者になっちゃダメだろ。だから、頑張っても結果が出ないって、それは医師に向いていないということなのか、と、そう考えてしまうこともある。
少し話は変わるんだけど。
こんな俺だけどさ、医学部に入る前まで、俺が必死に頑張っても試験で平均以下になる、なんてことはほとんどなかったわけ。特に小中学校のときとかはな。たいして勉強もしなくても上位の成績だったりすることも多かった。
それで気付いたんだけど、かつて俺がそうやって好成績をおさめていたとき、その横では、今の俺と同じように、頑張ってもうまくいかない人たちがいたのかもしれないんだよな。先生とか、周囲の勝手な大人たちから、勉強しない、遊んでばっかりだ、ダメな奴だ、とか勝手にレッテルを貼られてさ。大人の今の俺ならある程度は耐えられるんだが、幼少期や、多感な思春期のころにそんな目にあったら、そりゃ劣等感も植えつけられるし、やる気もなくなるわな。それで、本当は色々可能性があったかもしれない子たちの芽が摘まれていたりしたかもしれない。心が歪んでしまう子がいたのかもしれない。そんなことを考えたりする。
まったく、何が本題なのかよくわからない文章になってしまったな。まあ、色々思うことはあるけれど、今はあんまり深く考えず、やれることをやるまでだな。
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2通目のぼでぃさとばさん
お返事ありがとうございます。あなたご自身の経験からの励ましの言葉、とても嬉しく、説得力を感じました。規模もレベルも違うかもしれませんが、同じような体験をされたんですね。そのような中で自分を信じきることができたこと、本当に尊敬します。
僕も、これまで何年もこの環境の中で耐えてきて、たぶん、もうちょっとやそっとでは負けないとは思います。それでも辛い時は、ここでみなさんからいただいた言葉を思い出して頑張りたいと思います。
一通目の方
お返事ありがとうございます。確かに僕は、人が辛いと思う気持ちは、よくわかるのかもしれません。この小瓶の件もそうですし、失恋といえるのかわかりませんが、人間関係で傷付いた経験も多くあります。
いつでも道は自分で選択できる、とても希望の持てるお言葉、ありがとうございます。
今は深く考えず、できること、やっていきたいと思います。
私はそういうあなただからこそ医者になってほしいです。集団の中で秀でた経験しかしたことのない医者と、病で弱ってる時に傲慢な接し方をされたらキツイです。医学部で成績が一番だった医者よりも、挫折体験があって弱った人の痛みが分かる医者にかかりたいです。
今まで優秀で努力もされてきたあなたに今の経験は本当にお辛いと思いますが、未来の患者さんのために負けないでください。
私も地頭はそんなによくないと思うのだけれど、粘り強さの甲斐があって世界から優秀な人が集まってくるプログラムに入った経験があります。英語が第一言語の優秀な人達の中でどんなにがんばっても劣等生で、そのような扱いを受けることもあり自分が対応できる以上のストレスを経験しました。医学部ではないけれど、人と向き合うフィールドだったので、今はこんな劣等生でも、この体験はいつか財産になる、エリート街道まっしぐらの人にはない力が私にはある、と信じました。
ときには休息されて、あなたにとって納得のいく目標を達成されますように。
おつかれさま。
人生山あり谷あり。医学部に入れるくらいの頭の良さなら、あなたは大丈夫です。
どこの世界に行っても、自分より上の人もいるし下の人もいます。気にしなくて大丈夫ですよ。
ご自分の今の立場から、同じように苦しんでいる人がいるかもしれないことに気づけたことは今後の人生において素晴らしい財産になるのではないでしょうか。
私も医療従事者の端くれです。大学時代、教授がよく言っていた言葉で「医療従事者たる者、人の痛みがわかる人間でなくてはならない。お前ら失恋しろ。」と言っていました。あなたの場合は失恋とは違いますが、人が辛いと思う気持ちがわかるご経験をされた点は同じですね。
あまり深く考えずに、やれることをやっていきましょう。いつでも道は自分で選択できます。大丈夫です。
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