「あなたは恵まれすぎているからわからないのよ。本当にギリギリの子は貴方みたいに余裕がないわ。もっと必死になって頑張っているのよ。」
伯母に言われた言葉だ。
(確かに、私は環境的には恵まれていると思う。
自宅浪人を許される環境だ。
今年で3年目になる。無能なのは自覚している。
諦めきれない夢があってこうなってる。
往生際が悪いのも高望みなのも理解している。
あと数点なんだ…まぁ今はそんなことはどうでもいい。)
恵まれているといっても指標は様々だろう。
どの項目においても上を見ても下を見てもキリがない。
そんな話がしたいんじゃない。
私は私のいま置かれている状況下においてすごく辛いんだ。
「あなたが辛いのもわかるけれど世の中にはもっと辛い人が…」
そんなことわかってる。
でも私の苦しみは私にしかわからないし
個々の苦しみは比べられるものではない。
余裕があるように見える…それは時間の使い方や金銭面、また、私の纏っている雰囲気にも左右されるのだろうか。
余裕があるなら毎日泣きながら勉強していないし、隠れて手首を切ることもない。
余裕があるなら未遂はしない。
余裕があるなら私は精神科に行ってないし毎週カウンセリングを受けていない。
私なりに明日をむかえるための術なんだ。
世の中的にはたかが大学受験だろう。
それは私にとってはすごく大きな壁だ。
私は貴方よりも世の中を知らない、私はあなたよりも沢山や本を読んでいない、私は貴方よりも視野が狭い。
でも私の辛さだけは私が1番わかってるんだ
貴方が私を奮い立たせようとしてかける言葉の数々は私をどん底に突き落とす。
貴方と私は違う人間だよ。
貴方や貴方の子供はとても優秀だから、私みたいな無能な人間のことはわからないだろう。
私だって自分ことが嫌になる。
私の辛さをわかってくれなんて言わないから、もう私に構わないでよ