遺伝性の障害が発覚したその日から独身でいることを選択しました。子供に今までの苦しみを背負わせたくなかったからです。
生きづらさを思い知らされてから、必死で努力して転職し、人一倍頑張ってきましたが、最初の昇級試験は障害者である事を理由に推薦されませんでした。
その後のチャンスも実績は鑑みられる事は無く、面接での緘黙のためうまく行きませんでした。
上から可愛がられる同僚は、上手くやれています。
なんかもう疲れました。もういいやって思いました。だけど、ただ息をするだけでも多大なコストがかかるこの世に用もないのにしがみ付いているのが馬鹿馬鹿しくなりました。
本当に欲しかったものは何一つ手に入れられない人生でした。せめて最後に一つ。幸せな夢を見て眠るように消えていく願いだけは叶います様に。それ以外はもう何も望みませんので。