俺のいいところはね、頭がいいところだよ。
っていうと「本当に頭のいい人は自分で頭がいいって言わないよ」という返事がくる。
じゃあさ、君の語る本当ってやつはいったい何なんだ?
一種の否定や批判の表現として「本当の~は……じゃない」というのがある。これは意味わかんない。
最初の例でいうと、「頭がいい」という明確な基準はない。偏差値で考える人もいれば、雑学の多さで考える人もいる。基準は人それぞれだ。ちなみに俺の基準は考察力。どれだけ考えているか。どれだけ考えることに真剣になれるか。風桶理論でもちゃんと説明ができれば頭がいい。
じゃあここで本当の頭のいい人について語れるのか? 本当、といっても誰かの基準だ。その誰かが多数であっても、多数の独りよがりだ。もちろん個々の基準も独りよがりだけど。
もう1つ例を出すと、「本当のお金持ちは寄付をする(寄付しないお前はお金持ちじゃない)」
お金持ちの基準は人それぞれ。この基準は金額に依存する。ただ共通しているのは、お金をたくさん持っているということ。それに寄付のような行動は伴わない。まあいい人とは思うけどね。
ここで考察します。
「本当の~」表現はただの自分の意見をさも自分が正しいかのように語れる魔法の言葉。ただし中身は相手の意見を「本当」で否定し自分の意見を「本当」で正当化するってだけ。
そしてこれは自分の願望を相手にしてもらいたい時に便利だ。
「本当に頭がいい人は自分で頭がいいって言わない」は相手に頭がいいと自称して欲しくないもしくは頭がいい人が自分の前にいて欲しくないもしくはその他ってところかな。
だから、「頭がいいことを自称する君は頭が良くない」という意見を押し付けて自分の欲求を満たす。
お金持ちの方はもっと分かりやすい。
「お前お金持ってるなら寄付しろ」を「お金持ち寄付するのは当然。寄付しないお前はお金持ちじゃない」という意見を突きつけて欲求を満たす。
いやまどろっこしいよ! 普通に言えよ!
……いや、自分でも気づいていないのかも。その本当が自分基準であることに。
まあ結局自分の基準を押し付けるなってこと。しかもそれを「本当」という言葉を使って普遍の真理のように語るもんでたちが悪い。言ってる方は気分いいかもしれないけど、言われる方は相当気分悪いよ。
まあこれも考察にすぎないから完全じゃない。俺も自分基準では頭がいいけど、まだ上を目指せることも知っているし自分が完全になれないことも知っている。無知の知ってやつかな。
頭がいい基準は満たしているけど、それで満足している訳じゃない。まだまだ勉強が足りない。経験も足りない。もっともっと努力しなきゃ。
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ななしさん
「本当に頭のいい人は…」の真意は、思考というよりも、感情の問題だろうと思います。
つまり、相手はあなたを理論的に論破するように見せかけて、感情的に反撃しているのかなと思います。
「頭がいい」と、堂々と自分で言える人への妬みでしょう。
感情を表現できないから、理論武装してるんだと思いますよ。
「頭がいい」という表現が他人の感情を刺激するなら、他の言い方に変えてみてはどうかと思います。
「わりと物事を深く考えるほう。議論好き。勉強好き。」のような言い方はどうでしょう。
ななしさん
本当の、って確かに難しい表現ですね
切り取る枠によって範囲が変わるから
ある範囲では一等賞でも
範囲を広げると8位くらいだったり
尺度が違うところではビリかもしれない
今の枠、を自覚できることって少ないです
世の中のいろんな行き違い、枠の認識違いであること多いです
自分で枠を決められるの、立派です
一位になれる場所を見つけて、そこにずっと居るのだって正しいと思う
常に二番手な場所で一位を追い掛けるのも正しいと思う
私は、自分がビリな場所でいろいろ教えてもらうのが好きで(逆に教えるのが苦手)、
トップになってしまったら別の場所に移るタイプです
いろんな人がいるなあ、と
そうやってほどほどの距離で生きて行きたいですね
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