私の記憶
眠れないので自分の失敗だらけの人生を振り返ってみる。
保育園の頃
・友達数名と紙を切り貼りして遊ぼうとしていたところ、一人の友達に「〇〇(私)ちゃんにはあげない」といわれ、自分だけ紙がもらえず、悲しい気持ちになって、気がついたら自分の指をはさみで切っていた。
・父親と一緒に祖父母の家に遊びに行ったとき祖父母からお菓子をもらった。父親は「こいつ(私)は兄と違って欲張りだから…」と冗談交じりに祖父母に話していた。私は、祖父母に欲張りをしているのかどうか聞かれ、「(欲張りという言葉の意味も分からず)うん」と答えると祖父母にめちゃくちゃ怒られた。それから、祖父母の家に遊びに行くのが怖くなり、祖父母の家でご飯を食べるときは遠慮して好きな物を食べられなくなった。「遠慮しないで食べてろ」と言われるたびに今でも胸が苦しくなる。
小学生の頃
・母と兄が毎日のように私の悪口を言っていた。ある日、予防接種を嫌がったら「病気にかかって死ねば良い」って言う会話が聞こえてきた。
・習い事が上手くいかなくて辞めたいと母に話すと「あんたに今までいくらかけてきたと思っているの?辞めるなら今すぐそのお金全部返して!」と言われた。
・スカートを履いて登校しなかったことがきっかけで学校でいじめられた。自分が写っている写真に傷をつけられたり、悪口を言われたりした。いじめられている自分が惨めで親には言えなかった。いじめられて帰ってきて、家でも母親と兄が自分の悪口を言っていて、本当に辛かった。家にも学校にも居場所はなかったけど、泣いたら負けだと思って、風呂場で声を押し殺して一人で泣いていた。
この頃から、嘘を無意識に付くようになった。学校から帰ってきて友達の家に遊びに行きたい時、親に「遊びに行ってくる」と一言言えば良いだけなのに、「昨日〇〇ちゃんのお母さんから電話がきて遊びにおいでっていわれたから行ってくるね」などその場を取り繕う嘘ばかり付いていた。嘘がばれて、また怒られた。
中学生の頃
・小学校からの仲の良い友達を別の友達に奪われた。というか、気がついたら、私抜きのグループができていた。私はそのグループで仲良しだと思っていたけど、休みの日に私抜きで遊んでいたことを知り、誰も信用できなくなった。(別に仲間はずれにされていた訳でも友達がいなかった訳でもない。当たり障りなくみんなと仲良くしていた。)
高校生の頃
・女の子の友達は普通にできた。でも、私の体臭が臭かったのか(特に誰からも指摘もされていない。女友達にも聞いてみたが分からないとのこと。別に男女共にクラスからいじめられてはおらず、みんな普通に接してくれていた)、席替えの際にくじ引きで隣になった男子がみんなの前で「うわー、うんこマンと一緒じゃん。俺、この席嫌だから〇〇(一番前の席を引いて嫌がっていた別の男子)変わってやるよ」と言っていた。それからというもの、自分が臭いと思い、香水を付けたり、授業が終わるたびにミントのタブレットを食べるようになった。同年代の男子も苦手になった。
・部活では、背が低いからという理由で同じ部活の幼なじみからイジられていた。その子がきっかけで後輩からもイジられていた。
大学
・学生生活自体は楽しかった。成績も上の方だったので、先生や友達から褒められることも多く、バイト仲間にも恵まれて人生で一番楽しかった。
・家では常に家族から悪口を言われていた。面と向かって言われるならまだしも、自分が部屋にいる時にリビングから悪口が聞こえて来るのが辛かった。また、兄は優秀だと常に兄と比べられていた。私が家事の手伝いをしないと激しく怒られ、兄は家の手伝いを何もしていなかったが、母に言うと「だから、彼氏ができないんだ。あんたは一生結婚できない」と言われた。
・父親から「祖母に一番可愛い孫は誰か聞いてみたら兄と答えていた」と聞かされた。母も加勢するように、「だって兄は可愛かったもんね。誰にでも愛想が良かったし。みんなから可愛がられていたよね」と言っていた。ちなみに私は生まれた時からブスでわがままだったらしく、小さい頃の話になると必ず「兄は目が大きくて、色白で手足は細くて可愛かった。あんたが生まれた時は、同じ兄弟なのに、地黒だし、足は太いし、ブサイクでびっくりした」と言われた。小さい頃、ブサイクだから、という理由で「ブー〇〇(私の名前)」と母に呼ばれていたことを思い出した。
悲しくて、苦しくて、死にたくて、タオルで自分の首を絞めてみたけど、死ねなかった。
社会人
・仕事では、別の職場での経験がある人と一緒に入職したら、上司に「新卒の新人は使えないからいらない」と言われた。
・慣れない環境にストレスがたまり、車をぶつけた。父親からは「注意散漫過ぎる」と怒られた。何もかもが上手くいかなくなった。精神科に行きたいと言ったが、両親は精神科に理解がなく、甘えだと怒られたため行けなかった。親に黙ってこっそりカウンセリングのみ受けていたが、話せなくなって(話すことが思い浮かばなくなった)辞めた。
・兄の誕生日に親がケーキを用意していたため、私の誕生日もケーキを買ってもらえると思っていたけど、買ってもらえなかった。母に言ったら、「そんなに食べたいなら自分で買えば?」と言われた。
・母が病気で他界した。病気になってからは、同性ということで介護等いろいろと頼られた。今は、父親の機嫌をとりながら暮らしている。一人暮らしは許されない。
二十数年でこんなに苦しい人生だった。きっとこの先も私には楽しいこと、嬉しいことは起こらないんだろうな。人間不平等。私が何か悪いことした?親や友達に愛されて大切にされて生きてきて、結婚もできて幸せをつかめる人と私みたいに、常に死にたいと思いながらも死ぬ勇気もない人と何が違うの?幸せそうにしている友達を見るとイラッとしてしまう。思っちゃいけないけど、何で私だけ…って思ってしまう。そんな自分が大嫌い。性格が悪い自分なんていない方が良いと思う。
よく、ネガティブだから…とか小さな幸せを自分から探さないと…とか言う人いるけど、小さな幸せ探しているよ、でも見つからない。どこにもないんだって。悲しくても涙すら出てこない。
ななしさん
> 一人暮らしは許されない
二十歳を過ぎた成人で、社会人。
誰の許可も要りません。
保証人不要の物件もあります。
お金の問題だけ、どうにかなれば、何とでもなります。
程度によらず親の介護をやり遂げた、あなたなら、できます。
父親?
お兄様が面倒見て差し上げたら宜しいんじゃないですか、
それだけ今迄かわいがられきたんでしょうから。
大体、ご機嫌が損なわれたからって、何だっていうんです?
いい歳して我が子に機嫌とってもらおうなんて、浅ましい。
ひとりで、ゆっくり、何物にも邪魔されずに
深呼吸できることの心地よさを、あなたに知ってほしい。
今、そこで息苦しさに押し潰されそうになっている、あなたに。
まずはそこから。
あなたの人生はまだ、本当には始まってない、と私は思う。
すぐに、とか、絶対そうしろ、などとは言いませんので。
奇遇にもこの小瓶を拾った遠くの他人が、こんなふうに
あなたの呼吸が少しでも楽になるよう願ってたって、
それだけ、ちょろっと覚えていてくださると嬉しいです。
真っ暗なさなぎの中で、よく頑張って耐えてこられましたね。