人は見かけによらない、とはよくいわれる。最近はルッキズムなんて言葉がよく聞かれ、でもって批判されている。
まあ、そりゃ人は見た目で優劣をつけることなんてできない。そう、俺もね、それは前提としてそう思う。
でも、まあ、時に見た目も重要になることもある、というのも事実だと思う。それは、決して優劣とかの話ではなくて、TPOというか、向き不向きっていうかさ。
以前、別の小瓶で、NHKのドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』の話をした。小説『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』が原作のドラマで、もうすぐ映画も公開される。ドラマもだし、映画もなんだけど、主役のゲイ役の俳優さんが、めっちゃイケメンなわけ。何がイケメンとかって定義も難しいんだけど、まあ、一般的にみんなが言うイケメンな容姿ってこと。ま、若者に人気な俳優さんってことだ。
別の小瓶で、身体障害者のヒーローもののドラマの話もしたことあるな。そのヒーロー役の俳優さんも、いわゆるイケメンと呼ばれる容姿の人気俳優さんだ。
で、俺はそういうの、結構重要だと思うんだよね。普段差別の対象になったり、時には憐みの対象になることもある、マイノリティ。そんなマイノリティの役を、イケメンで人気のある役者さんが演じることって、マイノリティのイメージを変えていくひとつのきっかけになるんじゃないかって、思う。
少なくとも俺は救われた部分がある。時には気持ち悪いと言われることもある同性愛者、それを、めっちゃ爽やかなイケメン人気俳優さんが演じてくれる。ああ、俺は決して気持ちの悪いカテゴリーの人間ではなかったんだって、すごく救われた。まあ、俺自身の容姿はイケメンなんかとは程遠いんだがな(笑)
それにさ、人気の俳優さんが演じることで、その役者さんのファンの人たちが、差別とかの問題について興味をもってくれるかもしれない。なんなら、その役に感情移入して作品を見てくれるかもしれない。その役の気持ちを考えてくれるかもしれない。それまでセクシャルマイノリティの人々に対してマイナスイメージを抱いていたけれど、好きな俳優さんが演じたから、イメージ変わった、みたいな人もいるかもしれない。
見た目が全てではない、ルッキズムからの解放が必要、とか、そういう主張もまた、間違ってはいないと思うんだけど、その一方で、見た目が社会を良い方向に変える力になることもあるとも思う。何が正しいか、何が間違っているかなんて、たぶん正解はないし、曖昧なままで良いのだろう。
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3通目のユキノ_さん
お返事ありがとうございます。
>芸能人やアーティストが発達障害や自閉症を公開すること
その通りです。そういうことが言いたかったのです。
格好いい、もしくはかわいいとされていて、人気のある人が、なんらかのマイノリティであることを公開するって、多くの人を勇気付けられるし、マイナスイメージの払拭にもつながっていくのではないかと思うのです。その際に見た目が関係してしまうことの善悪はひとまず置いておいて、単純に、少しでもイメージを良くしてくれたことに、救いを感じるのです。
僕の小瓶、褒めてくださってありがとうございます。そんな、哲学的なんて、たいそうなものではないと思いますが(笑)少し自信になりました。
ああ、なんて示唆に富んだ小瓶なんでしょう。
すごく好きです。
この観点、自分は絶対に持ち得なかった。
そうですね、得意分野不得意分野というか。適材適所というか。
イケメン、かっこいい、の入りから自然と価値観も広まって浸透していったら、
それはとても素敵なことですよね
(類似する例として、芸能人やアーティストが発達障害や自閉症を公開することがあるかなぁ…と思いました
私自身、それに救われてるので多分似た経験をしてます)
なんていうか、なんだろう。
ルッキズムって、マイナスイメージを持たれやすい言葉だと思うんですが
それを逆に、こういう明るい側面から見られる視点がすごく素敵だなと思いました。
以前もあきひろさんの小瓶を読んで、すごい!!と思ってフォローさせてもらった気がするのですが
今日はこの哲学的な小瓶が読めて幸せです(単純(笑))ありがとうございます。
一通目のりぃふさん
お返事ありがとうございます。
仰る通りで、作品のイメージから色眼鏡に見られる、ということは、事実としてありますね。ある程度避けられない部分なのかもしれません。
ただ、僕が今回の日記に挙げた、『腐女子うっかりゲイに告る。』というのは、これまで多くの映画やドラマで描かれてきたようなセクシャルマイノリティのイメージとは異なる、色眼鏡を外すきっかけとなるような作品なのだと思います。もう一つ僕が挙げた身体障碍者のヒーローもの(ちなみに作品名は『超速パラヒーロー ガンディーン』です)についても、同様に、色眼鏡を外すきっかけとなる作品だと思います。これらのイメージが全てというわけではないですが、日ごろ偏見をもたれやすいマイノリティの人たちが、作品によって、色々な描かれ方をすることで、みんなが色眼鏡を外していくきっかけとなるのではないか、と思うのです。
なので、マイノリティの登場人物が、なるべく多くの作品に、なるべく多様な性格を持って現れてほしいな、と思います。
自分のもっている価値観で、人を傷付けてしまうことは、気を付けなければなりませんね。押し付けたり、決めつけたりせず、考え続けることが大切なのだと思います。おそらく、正解なんてないことなのでしょうけれど、考え続けること自体をやめてしまってはいけませんね。
あなたのお返事によって、色々と気付かされました。ありがとうございました。
ルッキズムからの解放が謳われる一方で、メイクや脱毛などルッキズムが強化されている一面もあります。
メディアを通してセクシャルマイノリティの概念が広まったことで、作品のイメージなどから色眼鏡で見られる方もいるかもしれません。
価値観は時代の要請によって変化します。
が、絶えず考え続けていなければ、知らないうちに誰かを傷つけてしまうこともあるかもしれません。
疲れない程度に、しかし思考を止めずに。
難しいですね。
ゆっくりしましょう。
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