何か変わりがあるわけでもなく淡々と、当たり障りのない日々が続く。
畦にはやはり穴が空いたまま。
落とし穴のように、子供が落ちてもおかしくない大きさ。
近所の人も危ないとは思うようだが、埋めようとはしない。
誰も近づかないのに、徐々に穴が小さくなっていく。
細胞が傷を隠すかのように、蟻や雀蜂が巣を修復するかのようにそんな表現がお似合いだろう。
謎の穴が小さくなり始めた頃、周囲の区で不審者情報が目立ってきた。
全身黒づくしにキモいオッサンとか見たいなありきたりな不審者ではない。
「小さな少女」
らしい。
見た人は、白いノースリーブのストンとしたワンピースに銀色の髪、オッドアイの瞳だと言う。
少女が不審者と言われること。
見た人が必ずと言っていいほど被害に会うからだ。
「ねぇ、あんた誰?」「名前は?」「ジジイ何処の面?」「あの、誰ですか..ヒッ」
遭遇した人に誰なのか尋ねる。
そして必ず、「ボーク スミェールチのこと知ってる?」
と聞く。
Бог смертиとは、ロシア語で死神という意味である。
そもそも私が見た少女と今回の少女、なんかありそうなカンジ。
同一人物とも考えられる。
奇妙な花が咲き、突然消え、少女が現れ、また消え、不審者情報が出て、キーワードは死神?
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ななしさん
無理はしないでください
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