わたしの役に
立とうとしなくていいです。
いえ、しないでほしい。
誰かにわかられたくもないし、
誰かのことをわかったと
思いたくもない。
人は全員違うから。
形だけのものはいりません。
わからなくても、
伝わるものはある。
残酷なくらい率直で、
嘘をゆるさないのが感性。
強いていうなら、
無理なさらず、
ご自分に寄り添って
生きていかれることを望みます。
それが一番、生き物にとって
楽しくて楽な道だから。
(そこへ抜け出るまでは
ひどく苦しいでしょうが。
あと技巧も必要)
利己主義でも
利他主義でもなく、
主義主張ではなく
自然な心の赴くまま、
他人に手を差しのべられる大人に
なれたらいい。
身を美しくすると書いて躾。
断じて抑圧ではない。
たくさんの子供が、
そういう大人に
成長できるような時代が
来ますように。