私は石を積む。
高く高く積み上げる。
積み上げたそれを私は崩す。
私はまた石を積む。
今度は別の石を使って積み上げる。
積み上げたそれをまた崩す。
どこからか声がする。
声「ねえねえ、さっきから同じことしてるけど
飽きないの?」
私「飽きたよ~」
声「いつからやってるの?」
私「いつからかな~?
もう憶えてないや。」
声「ふ~ん、他のことはしないの?」
私「石しかないからね。
これぐらいしかやること
思いつかないよ。」
声「別のところには行かないの?」
私「この部屋、扉も窓もなくてね
それでも部屋から出ようと思って
壁とか叩いてみたけれど
駄目だったよ~」
声「へえ~、そうなんだ~
そういえば、さっき飽きたって
言ってたけど、やめないの?」
私「やめないかな。」
声「なんで~?」
私「何もしないと
なんだか消えちゃいそうでさ。」
声「? よくわかんないや。」
私「そっか~、わかんないか~」
声「うん!!わかんない!!」
私「ははははは、だよね~」
声「じゃ、そろそろ時間だから
最後にもう一つ聞くね?」
私「何かな?」
声「せっかく積み上げたのに
壊してるのなんで~?」
私「ああ、次に積み上げるのに
邪魔だからね。それに~」
声「それに?」
私「別の人が、私が積み上げた中の石を使って
積み上げたいからだよ。」
声「そっか~、やさしいんだね!!」
私「あ、ほんとだ。気が付かなかったよ~」
声「じゃ、そろそろ行くね!!
お話してくれて、ありがと!!」
私「こちらこそありがとう。
また会えるといいね。」
声「うん!!それじゃネ、バイバーイ!!」
……
私たちは石を積む。
高く高く積み上げる。
積み上げたそれを私たちは崩す。
私たちはまた石を積む。
今度は別の石を使って積み上げる。
積み上げたそれをまた崩す。
152007通目の宛名のないメール
小瓶主の返事あり
お返事が届いています
アユム
(小瓶主)
つきまちうさぎさん、お返事ありがとう!!
そう、賽の河原なのだよ。
積んでも積んでも「時間」という概念が
崩すように促してくる……
そう思うと虚しくてね〜
名前のない小瓶
つきまちうさぎ🌕️🐇
まるで、賽の河原(さいのかわら)のようですね……
『ひとつ積んでは、父のため…♪』
🐇
けれど私はー
『完成しかけてた やたら大きな ジグソーパズルを 誰かに バラバラにされた時の 絶望と怒り』
🐰💢🔥(キーッ!)
それを、想像してしまいましたね…w
積んでは崩し、積んでは崩され………
人生って まさに そんな感じですが
それでも 積まなきゃなぁ。
🧩🐇💦
アユム
(小瓶主)
いえいえ。
違っている……というわけでもないわけで。
これを見た人の数だけ
それぞれの石を積む行為があって
それぞれの壁があると思うんだ。
心配してくれてありがとう!!
日の当たる道(ひのあたるみち)
なるほど、すみません、違ってて汗。
諦めないこと、苦難あると貫くのは大変だけど、諦めないことで良いことがきっとあると思いたいです。
アユム
(小瓶主)
日の当たる道(ひのあたるみち)さんへ。
お返事ありがとう。
えっと、私であったり
ここの人達であったり
全人類であったり
全ての生き物であったり
国であったり
この世界の全てだったり。
別に宗教的なものじゃなくて
なぜ存在しているかを考えてたら
浮かんできた文章だよ?
解決方は
今のところは「諦めない」ってところかな?
日の当たる道(ひのあたるみち)
お久し振りです。ひのあたるみちです。
以前は声かけしてくださりありがとうございました。m(_ _)m
これは宛メのアユムさん、もしくはここの人達の行動の比喩ですかね…?
悩んでいたりの気持ちの言葉を積み重ね、コメントすることで解決法(崩れる)とかが出るのかと。
気にかかったのでコメントさせていただきました。
以前私が作った文章の、「罪を重ねる『つみかさね』ではなく、善き行動を『つみかさね』たい」という似て否なるものを思い出しました。
アユム
(小瓶主)
お返事ありがとうございます。
実は明確な答えが出ないように
わざと書いています。
読む人の立場で受け取り方が
違ってくるように。
もちろん、私が考える
「私」と「声」と「私たち」はいます。
そして「石を積む」「崩す」行為もあります。
ですがそれは、私の答えであって
他の人の答えじゃないんですよね……
もちろんそれを聞いて
その考え方が理解できない人たちも
いるでしょう。
ですので私の考えを出すのは
あまりよろしくないでしょうねえ。
私がこの小瓶に込めた思いは一つ。
この小瓶を読んだ人たちが
各々に色んなふうに受け取り
それを少しでも人生の糧にしてくれれば
それだけで十分なのです。
ですので色々考えていただけるのは
ありがたいことです。
名前のない小瓶
先刻のお返事、
ありがとうございました。
私も主様の小瓶へ
お返事を返させて頂きますね。
なるほど。石を積んでも
崩してしまうのは、
貴方の優しさからでしたか…
石しか無いその空間の中でも
他人への思いを忘れずに
自身が作った石たちを崩す。
そんな優しさ溢れる言動ですね。
個人的に気になったのが、
それと声の主は
誰だったんでしょうか…
後、最初の表記では
「私」だったのに
終盤の文字表記は、
「私たち」になっているんですね。
不思議です。声の主と。
って事なんでしょうか…?
考察みたいな感じになってますね
すみません。
凄く深いお話しでした。
アユム
(小瓶主)
お返事ありがとうございます。
参加してないように思ってても
実は積んでたりするのですよ……
ななしさん
深い話ですね。
私は石積みにはもう参加していないけど、もう一度積もうかと思いました。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。