(独り言の小瓶。長くなりそうです。)
夜中の一時。
汗臭いままで朝を迎えまいと、
風呂場に向かう。
サービスシーンではあるが、俺は男だ。
残念。
残念ながらにこのキレッキレの腕を見てくれ。
文字だけで表すのも難しいが、
腕だけなら、ムキムキである。
あとは…
あまり肉つきのよくないガリガリなので、
説明は省かせて貰うことにする。
服を脱ぎ、床に放る。
床に落ちた衣類を足で蹴り上げ、
籠に入れる様は、
まるで猿かピエロのようだ。
正直、こんなことはどうでもいい。
さっさと済ませてしまおう。
…しかし。
いざ、シャワーを浴びんとする、
その思いを。
視界に映り込み、
一時的に遮るものがあった。
眼鏡を掛けていない、裸眼で見るとそれは、
壁についた、単なる汚れに見える。
だが、実際は。
カエルであった。
やはり普通なら、
悲鳴や身震いの一つを。
覚えるものなのだろう。
一糸纏わぬ姿で出会う、悪感と来たら。
俺はカエルが嫌いではない。
寧ろ好きなくらいだ。
さらにそのカエルは。
今回とは別件の、20449通目の小瓶に書いた。
二階のトイレの窓から飛び出てきた、
あのカエルの成長したように見える。
…ように見えるだけではあるが、
何故か親近感が沸く。
シャワーを浴び終えたら、
玄関から逃がしてやろう。
頭を洗い流しながら、そう思った。
…
さて。いよいよ捕まえて、
逃がす行程に入るのだが、
シャワーを終え、服を着、近づき。
目の前で指を降ってみるがカエルは、
石のように動かなかった。
やはり厳しい自然に生きるもの。
巨大な生物に恐れをなし、
喰われる覚悟を決めたのか…
と妄想したが。そっとつつくと、
思いっきり跳び跳ねた。
どうやら寝ていたようだ。
余談だが、カエルは跳び跳ねるとき、
自身の重量を減らすために小便をする。
しかし、それも出ていないようで、
余程驚いたと見える。
…それなら眠気に負けんなよ…
いや、健康なのはいいことだ。
健康なのかも解らないが。
とりあえず驚きすぎて、
空の風呂の中で飛び回っているので、
少し時間をとる。
あ、風呂場から出ちゃいかん!
足拭きマットの上で丁寧に、
足を拭くカエルは。
再び跳びはね。
床に着地したと同時に洗面所に。
して落ちている髪の毛まみれになった。
毛玉だった。
あまりにも酷いので、少し綺麗にした。
(ケータイは二階に置き去りなので、
写真はいつも通り諦める…
あ、ビジュアル的な問題も兼ねて)
…
さぁ、外に出そう。
カエルを押さえられるか、
潰さないかくらいの力加減に気を付け。
玄関のドアを開ける。
今回も鍵が閉まっている。
戸締りがなっているのは良いことだが、
塞がっている手に気を掛けながら、
「いつもの」ドアの鍵を開けるのは、
何だか腹ただしい気がする。
個人的な感想であるが。
さあ!飛び出していけ!
……?
手を開くが、どうやら眠そうだ。
手に張り付いたまま動かない。
これがまた可愛い。
更に手によじ登ろうとするところ、
逃がしたくなくなるくらいである。
だが、自然界の掟は厳しいもの。
つまみ上げて、玄関先に置き、
ケツの方をつつく。
丁度折り紙で折ったカエルのように、
勢い良く飛び出した。
これで、いいのだ。
某アニメのオープニング曲が。
流れ出しそうになるが、止めておく。
今日は何時もの閉まりのないドアに、
確りと鍵を掛けておいた。
しかし、何でまた、
風呂場にいたのだろうか。
眠くなったので、
ここまでにしておこう…
では、ご機嫌よう。
蝶になりたい蛾
名前のない小瓶
21151通目の宛名のないメール
小瓶を1264人が拾った
保存0人
お返事が届いています
ななしさん
相変わらずカエル
にモテモテですね(笑)
というか、カエルが
家に居ることに尊敬
barbie
ななしさん
なんか小説みたい(笑)
いいお話を聞かせてもらいました(*^^*)
ななしさん
シャツの中ならぬ、主さんの記憶の中にどっこい生きてる蛙だねっ^^
ななしさん
おもしろい!
深夜にニヤニヤしてしまいました。
カエル、なぜお風呂にいたのか…。
謎ですねw
ななしさん
面白かったです
どこからカエルが来たのか気になりますね!
ななしさん
カエル可愛いですよね?
私は前カエル飼ってました(o^^o)
1年以上生きました!
アマガエルでした!!
ほんと可愛いっ!
ななしさん
おお、ど根性ガエル!
今日は雨です。
小さい頃は、カエル、こわ~いだったのですが、
高校の時、新聞配達してたときポストに鎮座しているのを見て以来
可愛いなぁ、生きているんだなぁと
見方が変わりました。
でも、急にガマガエル見たら、今でも一瞬、ギョッとはします。
(正直)
まいたん
ななしさん
いつも面白い小瓶、ありがとうございます( 〃▽〃)
わたしは、アマガエルちゃんなら好きです。
讃良々
ななしさん
風呂場で遭遇する
ムカデ
カマドウマ
アマガエル
戦う
逃げる
慈しむ
ななしさん
主さんの小瓶にいつもニヤけるw←
カエルなんて家の中に入ってこないからな…
ちょっと羨ましいな
ななしさん
小瓶主。優しいんだな。好きになっちゃいそうだ。
蛙は鶏肉に近い味らしいよ。
ごめん。
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】
ありゃりゃ?何ぞわしの小瓶が上がっておるんじゃ?
と思ってきてみたんですが、運営さーん!
十一通目の方、小瓶主ではないよ!アイヤー!
そうです。私が小瓶主です。
>小瓶主。 というのは俺への呼び掛けだと思うでござるよ。
それにしても十一通目の方。
何か謝られることがありましたかね。
返事が来ないために何か詰まる思いがあったようなら、
俺こそ謝る側なのではと。
いや、なんか、ごめんね。
はは、ところで最近精神的に不安定な上、
それにより肉体もちょっと優れないんで。
一通ずつお返事をお返したいとこではありますが、
遠慮しておきたいと思います。
へへ、ぶっちゃけ気分的な問題でやんすよ。
最近は風呂場にゴキブリの幼体が(多分開けてた窓から入った)
来ましてね。
カマドウマも、触らない限りムカデも(足の一本一本にも毒があるんよムカデは)、
ゴキブリも嫌と言う程ではないですが、
風呂場に踏み入るときは大抵自然体で、リラックスした感じですからね。
その気を許せる空間を脅かすものが居ようなら、
反射的に防衛しようとするわけです。ええ。
丁寧にカビキラーを吹いて処理してあげましたよ。
…許せ、幼子よ。そこに住み着いても増えられても困るのだ…。
あの、ゴルゴ13的なあれが、つい…(少し違う気もする)
また、話は変わりますが、
小さい子供って何でも掴まえて口に入れたり、残酷なことしますよね。
虫とか蛙とかで。
友達曰く、生のクモ足はなかなか美味しかったそうです。
生ではなく唐揚げでぜひ、おためし(やめろ!!)
そうそう、カエル足の肉質は笹身に近いんだそうな。
あ、あとカタツムリは大丈夫なのに、
俺ナメクジは駄目なんだ…
なんでだろ…。
因みに塩で溶けたナメクジの味はちょっと苦かったです。(!?)
…母が水道管にいたナメクジを溶かして白いトレーに入れてましてね。
当時小学二年だった俺はてっきりデロンデロンの食べ物だと…
割り箸もあったし…
直ぐに変だと思って吐き出しましたが…
あれ以来ますます苦手になったような。
あー、さらに話が変わってカエルに帰りすが、ゴホン。
庭が何故かカエルだらけになっていました。
ちょっと見れてほっこり。はいおしまい!
かなり纏まりのないめちゃくちゃなお返事、
小瓶主からはここまでです。(すごいトイレいきたい)
ちなみに俺も昔アマガエル飼ってましたが、
バッタと仲良くしてくれなかったので元居た場所にかえしました。
今住んでいるところでは見かけないけど、
ヒキやらウシやらつくデカイ蛙はどこかふてぶてしく見える。
可愛いっていうより、なんかずうずうしい。
食物連鎖のサガか、ガマガエルは小さいカエルも食べたりする。
役に立ちそうにない豆知識を提供!
それでは!
(あっ尿意が引いた)
蝶になりたい蛾
ななしさん
風呂場にいたカエルの気持ちを語ってみる。
もっと!!
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。