17才雌
あんなやつのことなんかさっさと忘れてあたしは恋愛なんかに見向きもしないパンク女で生きるつもりだった
いまからだってそうしたい
けど今はお前のギターになりたいと思ってしまう
お前が考えていることはあたしには微塵も理解できない
お前への会話の返事は全部不正解
どんな言葉でお前はあたしを見てくれるの
こんなふうに一人の男の背中をいつまでも追い続けるのは性に合わん
眩しくて視界から摺り抜けていく
あなたの才能がむかつく
あなたの性格がむかつく
出あわなかったことにしたい
お前と話すだけで今まで作り上げた自分が全部うそだったような、
自分はどうしようもないただのくず人間なんだとか思い知らされるみたいだ
恋愛感情なんか知らないお前にいくら言葉を求めても意味がない
待ってたってメールは来ない
お前の存在が完成しかけたあたしを破壊していく
お前みたいな人間には一生かかっても出会えないんだと思う
だからあたしがお前を理解したかった
あたしだけに心を開いてほしかった
でももうほんとうに解らない
住む世界も次元も違う気がするよ
あたしの方が遥かに頭がいいはずなのに
全部追いつけないね
どんどん離れていくね
こうやって夜にお前をひとりで綴るんだよあたし
馬鹿みたいだね
いつでも一方的
もう4年目