20代後半のゲイです。
何度自分で受け入れたと思っても、やっぱりこの悩みに帰ってきてしまうな笑
波があるな、、
いや、厳密には受け入れられてはいなくて、自分はこの先大丈夫だと思えるような格言や考え、出来事に出会って、一瞬気が紛れるだけ。
実際は一生ついてくる悩みなんだろうな。
人が悩まなくてもいいような問題に、ずっと同じところで足踏みをしている感覚。時計の針が一向に進まない。
人が気に留めたこともないような言葉に、包丁で刺されたような錯覚に陥る。
もう自分が感じているこの感情が、羨望なのか諦めなのかわからない。絶望かもしれない。虚無感かもしれない。ちゃんと生活しているように見せかけて、本当は自暴自棄に生きている。
普段は異性愛者として生きている。
普通に生きていきたいから。(人によっては気を悪くしてしまうフレーズですね。申し訳ございません。)
世間とのズレが、たまに苦い時がある。
同僚の彼女との痴話喧嘩の話や、恋人と遊園地に行った話、相手の許せないところの話、同棲を考えているとか子供は何人欲しいとか、付き合った、別れた、結婚した、子供ができた。
ぜーんぶ、聞いてて死にたくなる。
表面上は相談に乗ってあげて、よくわかんない立場からアドバイスあげて、おめでとうって言ってあげる。
客観的に自分を見ていて、心底気持ち悪い。
俺は何者なんだろう?
何がしたくて、何を望んでて、どうすれば幸せなんだろう?
何より、何にこんなに必死にすがっているんだろう?
自分は何を守りたいと思っているんだろう?
ばかばかしい。ほんとにばかばかしいけど、明日も明後日も、自分がゲイであることを隠して生きてく。
ゲイじゃない自分になんでこんなに執着しているのかわからないけど、自分がゲイであることは死ぬまで人に知られたくない。
何が自分をこうさせているんだろうね?笑
普段生きていて、無意識に仲間を探している。
けど、自分の人生の中では、そういう人は周りにいないみたい。新しく誰かと出会うたびに、相手もそうなんじゃないかって、別に恋人になりたいとかでは全然ないんだけど、そろそろ腹を割って隠し事なしで気持ちを話せるような人と出会いたい。
けど、毎回期待しては、落ち込む。そりゃそうだよ。
世の中の9割は、異性愛者なんだから。
勝手にこっちが期待してるだけなんだから、相手は全然悪くない。
だけれど、これを何ヶ月何年と続けてきてしまって、心が死んできてる。
人によく落ち着いてるねって言われる。
そうじゃない。人生諦めてる。なんかもう、全部どうでもいいような気がしてくる。わかってくれない、わかって欲しい。やっぱりわかってくれない。そもそも前提が違う。向いてる方向が違う。誰かと何かを話していても、見当違い。的外れ。
人とは違う性質を持って生きていくってそういうこと。ただ俺はそんなこと自分で選択してない。不可抗力だった。
選べるなら、異性愛者として生きたかった。
それはそれで辛い事はあるんだろうけど、少なくとも一生自分に自信を持てないなんて事は無い。
正体不明の、一生ついて回る後ろめたさを抱えて生きてくるなんて事は無い。
そう、後ろめたさ。
なぜだか、この言葉が1番しっくりくる。
何に対する後ろめたさなんだろう?
親への後ろめたさ?それとも自分?世間なのかな?
ゲイであることを望んだ事は無いのだけれど、事実として自分はそうであって、それが申し訳ない。
昔は前世で自分なんかしたのかなって思ってたけど、今はただただ運が悪かっただけなんじゃないのかなって思う。徳とかあるのかわからないけど、現世で頑張ったら、来世では、もうちょっと人のぬくもりとか人との関係とか良くなるような人生にしてくれないかな。
なんちゃらな星の下で生まれてくる、なんて言葉があるけど、自分は親しい人や愛する人を作れないような人生らしい。それとゲイである事は、因果関係があるのかはわからないけれど、同性愛者である事は、自分の人格形成に大きく寄与してる事は間違いない。
高校や大学ではいじめられはしなかったけど、すごく惨めな思いはした。いじりはあったし、周りからして自分はグレーゾーンだったのだと思う。距離を置かれていた。1つ覚えてるのは、遊びに誘った友人に「お前はそっちの疑惑があるから」と、断られたことがある。
馬鹿にする気満々で、お前はそっち系なの?笑、と聞かれたこともある。
答えに困って、必死で否定したけど、なんだろう、心がすごく痛んだ気がした。正解はなかったと思う。否定しなくたって、その後がずっと地獄だったと思う。どう答えたとしても、嫌な思いしたと思う。
高校大学とそんなことがたくさんあり、親元と離れて1人で生活してアルバイトして友達あまりできなくて、自分に自信持てなくて、ゲイであること認めたくなくて、自分が嫌いで。我ながらよく自殺しなかったと思う。笑
自画自賛になってしまうが、そこだけは褒めてあげたい。死ぬなかったことが正解かどうかは置いておいて。
今後も、この正解のない悩みに、一生答えのないこの悩みにずっと悩み続けていくんだろうなぁ。
周りは一生悩むことのないこの問題に、一生苦しんでいくんだろうなぁ。まだ20代後半か。今まで生きてきたよりも、これから生きていく期間の方が長いんだよなぁ。
慣れなきゃって思う。これまでずっとずっとこうだったんだから、そろそろ慣れなきゃって。でも一生慣れる気がしない。
人が恋愛の話をしている時とか、自分がそういう話振られた時とか、どんな顔してればいいんだろう。切実な悩みー笑
名前のない小瓶
190790通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
お気持ち、よくわかります。
恋する気持ちは大事だと思います。
私は、ゲイです。
辛くなるときもあります。
でも、生きていると、恋愛がすべてじゃ
ないです。
その部分は、それで大切にし、
それ以外は、別として考えましょう。
名前のない小瓶
葛藤に疲れていらっしゃいますね。
逃げ出さず、何度もなんとご自分に向き合って、苦しんできたのですね。
真摯に生きてきたあなたの事を、真に理解してお互いに支え合えるパートナーに出会える可能性はきっとあります。
まだお若いのですし、誰も知り合いのいない海外で、ワーキングホリデーなどしてみてはどうでしょう。
言葉の問題もあるかとは思いますが、あなたが1人の人間として、まっさらな、しがらみの無い環境に立つのは、何かを動かすかもしれません。
あなたのお気持ちが楽になりますように。
ななしさん
異性愛者で、なおかつ性自認が生まれた体通りの側って、
自分が恋バナをしたとしても「なんで?」って、疑問を持たれないところから始まれるんですよね。
私たちは、なんでに晒されてしまう。少なくとも、今は。
私も性愛とはまた違う部分で、この社会の少数派として育ってきました。
同年代の周囲がなんの疑問も障壁もなく得てきた悩み事自体、私にとっては夢物語なんですよね。
なんとなく色んなことを諦めています。
名前のない小瓶
後ろめたさを感じる必要はない
でも後ろめたさを感じさせてるのはトランスじゃない人たちだよね
あなたたちのことを知って変わらなきゃいけないのは私達だと思う
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。