嘘偽りのない清廉潔白な自分でいたい。
嘘をつく必要のない人間でありたい。
そう思っていても小さな嘘、本音と建前、隠し事や敢えて伝えないなどは日常的におこなってしまう。
急用で、仕事が忙しくて、通院で、体調が悪くて、道が混んでて…。
本当の時もあれば嘘の言い訳の時もある。
自分が嘘をつくから相手も嘘をつくだろうと思うし、自分が後ろ暗いことをバカ正直に伝えたとしても良い結果になるとも限らない。
叩かれても埃のでない、
誰に対しても嘘偽りがなく誠実で、
誰からも疑われることのない人間でありたい。
そんなこと出来やしないのに。
俺は優しい人間でも真面目な人間でもない。
もしそう思われていたら、それは自分の後ろ暗い部分を隠すために都合が良いからそう思わせてるだけなんだと自己嫌悪になる。
かといって包み隠さず全てを語ることなどできやしない。
自分にとって都合の良い存在とだけ関わりたくて、相手にとっても自分が都合の良い存在でありたい。
だから相手に合わせるために嘘が増えていくし、勝手に都合良く誤解してくれたら訂正もしなくて、本当の自分がなんなのか分からなくなる。
嘘はつきたくないけど、嘘をつかないとやってられないんだよな…。