みなさんは催眠というものについてどう思いますか?
例えばテレビ、最近だとYouTubeなんかでも催眠のチャンネルがあったりしますね。
一般的に見る催眠というのは他者が催眠状態へ誘導するといったものです。
ちなみに催眠は危険と思う方もいますが、その誘導にはかかりたくないと本人が思えばいくら催眠術師が優秀でも基本的にはその誘導には身体は従いません。
例えるなら身体に害を及ぼしたりトラウマを呼び起こすなどですね。
ただし例外があります。
1・その誘導相手に対して[絶対的な]信頼感を抱いていると身体は相手の言う事を聞いてしまいます。
実はこれ、優秀な営業さんであったり専門店などの専門的知識のあるお店の店員さんが使っていたりします。
2・元々、催眠感受性が高い。
催眠感受性が高い人の特徴として、[催眠を信じている人][素直な人][依存性が高い人][想像力が豊かな人][集中力がある人]です。
最近では催眠を使った実験や事件などは聞きませんが実例があります。
19世紀にドイツでチンスキーという催眠術師が男爵の夫人に対し行為を抱かせ、結婚した。
フォレルという催眠術師が実験として行った年配の男性に弾の入っていないリボルバーを「あの弁護士を撃て」と渡し、男性は実際に撃ちました。そしてフォレルが「その男はまだ死んでいない、もう一度撃て」と言うと男性はもう一度撃った。
などです。
さて、話がズレましたが今回は自己催眠についてです。
自己催眠というとどういったイメージを浮かべますか?
浮かばない方にわかりやすく説明するとスポーツ選手のルーティンです。
何かをする前に必ずその動作をする、そうする事で自分はこの動作をやったからその何かは絶対にやれると思い込む(催眠状態)
そういった仕組みです、簡単ですよね。
さて、自己催眠がどんなものかなんとなくわかった所で自己催眠という物がどんな物か説明します。
まず一番最初に知っていてほしいのが、自分がポテンシャルの100%以上のポテンシャルは引き出せない。
つまり、自分のポテンシャルの100%を引き出す行為です。
ここで100%以上のポテンシャルは出せない+危険性についての例を挙げます。
高速道路で危険な程にすごい速度を出している人いますよね。
あれも一種の自己催眠です。
[自分には運転技術がある]と思い込みあの様な危険な速度でも平気な状態でいられます。
当然ですが、運転技術が優れていても周りはそれに適応しません。
つまり、何かの拍子に事故が起きる。
120%のポテンシャルが引き出せれば避けられる事故でも100%のポテンシャルでは避けられない。
自分をポテンシャルを過信した自己催眠は極端に言えばただの自殺行為。
といった感じです。
ここまで聞くと自己催眠に有用性なんてあるの?
と思うかもしれませんが、間違いなくあります。
また2つ例を出しましょうか。
あなたは得意な作業をしています。
本来なら2時間かかる作業ですが、自己催眠を使えば1時間で終わる。
あなたは苦手な作業をしています。
本来なら2時間かかる作業ですが、自己催眠を使っても逆に3時間かかる。
伝えたい事がなんとなくわかりましたかね。
つまり自分に自信のあるものであれば自己催眠を使えば効率がよくなるor成功率が上がるという事です。
では実際に自己催眠ってどうやるのというお話になるのですが、ここから先は自己判断でお願いします。
自己過信をして失敗しても僕には責任が取れません。
自己催眠のやり方については基本的には独学、もしくは一度催眠誘導を受け「この合図であなたは〇〇になる」と一度催眠状態になる事です。
独学に関しては色々と著書が出ています。
しかし、誤った情報もしくは内容が複雑で習得するまで時間がかかるものが多いのが事実です。
専門的な催眠誘導の知識を持っている者もなかなか身近にはいないと思います。
ここで知ってほしいのが「催眠かけられるよ」と浅い知識でやっている者から催眠誘導を受けない事です。
浅い知識の催眠というのは非常に危険性を孕んでいます。
催眠というのは基本的には解除(覚醒)があるのですが、浅い知識しか持たない者は解除が曖昧な者が多く身体に違和感が残ったりします。
実際にYouTubeで催眠系の動画を漁りましたが(僕は催眠について知識があり、何の手法を使っているのか理解できてしまう為かかりません)結構な数が間違ったやり方をしています。
催眠ってどんなものなんだろうと興味本位で見てみるのはおすすめしません。
では、自分でできる一番簡単な自己催眠のかけ方です。
思い込みです。
危険性の例で出しましたがあれと同じ事です。
人間の潜在意識というのは強い思い込みによって勝手に潜在意識側が催眠状態に入ります。
潜在意識というのは簡単に言うと無意識です。
例えば[あーカラオケ行きたいなぁ]や[暇だなぁ]というなんとなくいきなり浮かんでくる思考が潜在意識です。
思い返してみてください、唐突に浮かぶ思考を自分で意図的に引き出した経験はありますか?
絶対に無いはずです。
ではその潜在意識を自分でコントロールしてしまえばいい。
というのが自己催眠です。
(催眠学的には違いますがほぼ同意です)
よくある[大勢の中心の的になるの嫌だなぁ]思ったりするのも潜在意識です。
これに関しては性格や過去の経験が影響しているだけで自分のポテンシャルには直結していません。
といった感じで自己催眠でどうにでもなる事ってとてつもない量があります。
誰にでもわかりそうな例で言うと高校デビュー、大学デビュー、脱オタとかですかね。
[自分はこうなる!]という強い思い込みによって成立しています。
つまりは[自分には出来る]と本心から迷い無く強く思い込む事によって潜在意識まで引っ張られ結果が出る。
実のところ苦手分野でも使えたりします。
[これ無理なんだよなぁ]と決め付けるのは潜在意識から混在意識に届いている状態です。
混在意識とは自分でその意識を自覚できている事です。
では、苦手分野に使う応用です。
[これ今は無理だけど頑張ればいけそうななんか気がするんだよなぁ]と曖昧な思い込みを作ります。
苦手分野に関しては強い思い込みではなく曖昧な思い込みです。
そしてその苦手分野に対して触れてみる。
不思議な事に曖昧な思い込みをするだけでいつもよりできたりします。
自分を潜在意識をコントロールするのも能力や技術の向上に繋がります。
そのコントロールというのが自己催眠、ただの思い込みです。
ただ、さすがに不完全情報なものには使えませんよ。
主にギャンブルに多いですが。
ギャンブルにハマってしまうのも一種の自己催眠です。
今日は勝てると思い込んで負ける。
たまに大勝ちして喜んで次も勝てると思い込んで負ける。
不完全情報な物というのはわからないが故にスリルがある、そしてそのスリルに勝つとドーパミンが過剰に分泌されて依存していく。
少し心理学的な面もありますが、こんなにお金を落としてしまったのだから取り返してやるという人間のやっかいな側面もありますね。
ギャンブルで損をしたからギャンブルで取り返す。
依存している方には悪いですが、やっている事自体はただお店に搾取されているだけです。
といった感じで間違わずに使えば自己催眠というのは人生が変わるものです。
得意なものがもっとうまくいく、苦手なものが今より良くなる。
僕はこうして自分の得意な部分、足りない部分を自己催眠によって補ってきました。
催眠なんてあるはずがない、思い込みでうまくいくはずがない。
そう思っているうちは自己催眠にはかかれません。
潜在意識すら自分でコントロールできてしまうものです。
使わない手がありますか?
僕は無いと思います。
何かのきっかけになればなと思い書きました。