長文ごめんなさい。
姉に彼氏ができた。結婚する、らしい。
私より四歳上の姉。
大抵学校の制服も、服もおさがりだった。
好きだけど嫌い、という感情は常にあって。たぶん、比べていたんだと思う。
学校に行くと妹といって指をさされたり、妹ちゃん、と呼ばれたりしていた。
付属品みたいだとも思っていた。
天才肌で頭の回転がはやい。んで、芸術家的感性の持ち主(仕事は芸術系)
話すと卑屈になっていた。あんまり似てないとよく言われていた。
姉は父親似、私は母親似。
小さい頃の夢は
姉「魔法使いになること」
私「漬物石になること」
かわいくないね。とおばさんに言われた。泣きながら母親に言った記憶がある。
だっておねーちゃんふわふわしてるんだもん!!誰かがドンッと押さえなきゃ!!
私にとって姉は大きな存在だったんだろう。
結構好き嫌いがはっきりしていて、なんもかんも投げ捨てていく姉。それをほっとくことがなんだが出来ずに片付けていた。事後処理担当みたいになっていた。
友達も多くて、いつも誰かに囲まれていた。
美人で、私が憧れた人も初恋の人も話しかけてきたと思ったら姉のことだった。
好きな人の好きな人が姉だと知ってなんだか妙な感覚だった。もちろん、本人は鈍かったから気がついていない。
祖母にあんたはためにならんけど、あの子(姉)は違うねと言われた。家族のこと、頑張ってたの、私の方なのに。
自由だった。しがらみがない、というよりもしがらみごと強行突破していた。
家の手伝いはなんもしないからいつもなんで私ばっかりって思っていた。
そんな姉が結婚するらしい。
おめでたいと思いながら何となくそこまで喜べない。相手は姉より15年上。同じ芸術を愛する者で……って話。私もあったことがある。いい人だと思う。
でも、なんだか……喜べない。
もう、結婚するの?という気持ち。
そんな年上とするの?という気持ち。
他にいい人いたじゃん。
幸せになれるの?という気持ち。
まだ付き合ってすぐじゃん(付き合って3ヶ月で結婚すると言われました)
ごちゃごちゃしたまま。
父と兄が目に見えて反対していて。ごちゃごちゃな気持ちは言えなかった。言ったら楽だったのかなぁ。
今度結納がある。
好きだけど嫌い。でも幸せになってほしい。
なんかごちゃごちゃしたままだと喧嘩しちゃいそうだったから書いて整理してみました。こんなのでごめんなさい。
ちゃんとおめでとうってよかったねって言えますように。