ななしさん
私は、自分の親を毒親と呼びたくはないけれど、その気持ちはわかります。私には、私の母を人間扱いしなかった父親がいました。母は父と別れましたが、私が自分の怒りの感情をこうこうこういう理由で今の発言が嫌だったと順序立てながら言ったりすると、お前は父親そっくりだと言われ、人格を否定されているような気になりました。父と母が一時期は愛し合えたからこそ私が生まれたのに、そして母は私を大切にしてくれる時もあるのにその発言はちょっとおかしいですよね。そんな風に人の気分でいちいち傷つけられることのない自分になりたくて、私は私の中に監督の自分と演じている自分を用意することにしました。例え何か言われても、あらあら、あなたこんなこと言われてるわよ、どうする?と監督が自分の中の演者に話しかけ、そうねえ、とりあえず泣いてみましょうかと実際に泣くといった自分で自分と対話するという方法です。コツは本気で監督にも演者にもならないこと。あくまでも感情が監督と演者をコントロールしているのだと言い聞かせることです。でないと、自分の感情や意思が失われそうで怖いからです。その方法を使うと自分に怒ってくる人がかなり滑稽にみえるというか、なーんだ、この人も変な人だなと思えるんです。感情を持っていると大変なことって多いですよね。そして残念ながら基本的に他人の感情はかえることができません。でも、せっかく自分も持っているんだから、お気に入りのアクセサリーみたいに、取っておくときは取っておく、たまに取り出すみたいに自分自身で使い分けてみるのはどうでしょうか。
ここまで読んでくれてありがとう。