私のおばあちゃんは、戦前、一家の長女のお嬢様でした。
家には沢山のお手伝いさんが居て、素敵な服を着ていて。そうです、本当にお嬢様だったのです。
しかし、私のおばあちゃんは戦争の影響により、北海道に逃げてきました。
そこでは、飢えをなんとかか満たし、生きていくために畑から野菜を盗んでは、「泥棒鼠」と呼ばれたそうです。
そうです、お嬢様では、なくなってしまったのです。
まだ幼い姉妹を連れて、祖母は逃げました。そして生きました。
しかし、時々考えます。
もしも、第二次世界大戦が無ければ。
私は今頃お嬢様で、自殺なんて考えなかったんじゃないかって。
この話には、無理がありすぎますが、それでも考えてしまうのです。もしもの自分を。
欲してしまうのです、美しいはずの自分を。
あぁ、最近知ったのですが。
私は、宗教上天使らしいですよ。子供は全員天使なんですって。大天使ミカエルの遣いだそうです。
ははっ、信じてる親も大概だ…
神よ。私は、何故この地に生まれたのでしょうか?何故、この境遇なのですか?不幸にするならとことん不幸に、幸福にするのなら、とことん幸福にして欲しかった、そう思うのは我儘でしょうか?
もしも私が、本当に天使なのであれば。私は、なぜ天に戻ることが出来ないのでしょうか?この世ではなくても、精一杯生きることは出来たのではないでしょうか。なぜ、わざわざ現世なのですか。
神よ…神よ…私は…
「どう生きたら、良かったのですか?」
この小瓶にはお返事ができません
大丈夫ですよ、私は元気です…
元気なはずです。
そうです、人間は生きる意味だなんて考えてはいけないのです。だって、「死にたい」にだって、理由がないのはみんな知っているから。
えぇ、今のままで生きますわ。
死んだりなんてしませんよ。絶対。パパも、ママも、先生も、恋人も、あいつもこいつもそいつも。私が死んだら悲しむのは知っていますからね。でも、時々考えたりしませんか。別の世界線に生まれた自分のこと。
富豪の愛娘として生まれれば、品のいいお嬢さんに。
貧乏な家の望まれずに生まれてしまった子供になれば、心も身体も窶れた少女に。
そんなことを、考えるのが大好きです、っていうお話しでした笑
おばあちゃんはそんな境遇だったんだね…。
ツキは今何が辛い⁇
楽しいことはある⁇
やりたいことはある⁇
私最近気づいたの、遅すぎるかもしれないけど…。人間は生きる価値なんて考えたらいけない。ただ生きたいだけ生きるんだって。
今自殺しちゃったら天命をまっとう出来ない気がするの…。そしたら天界に行けなくなっちゃうよ。
あれれ…私はこんなことを書きたいんじゃない、ツキに元気になってほしいだけ…なんだ。語彙力皆無でごめんね。
大好きだよ❤️